[関東]波乱の戦国リーグ戦、昨季“奇跡の残留”専修大が開幕戦で流経大に逆転勝ち

ゲキサカ / 2018年4月9日 15時41分

専修大が後半の逆転で流通経済大を撃破

[4.7 関東大学L1部第1節 流通経済大1-2専修大 味フィ西]

 第92回関東大学サッカーリーグ1部が7日に開幕した。味の素フィールド西が丘の第2試合では専修大が流通経済大に2-1で逆転勝ちを飾った。第1試合同様、第2試合も波乱の結果になった。

 試合は前後半で全く違う印象を残す試合になった。前半、主導権を握ったのは流経大。前半13分にはMF小野寺湧紀(4年=修徳高)の放ったシュートがGK増田将(4年=磐田U-18)のミスもあってゴールに吸い込まれる。

 ただし突き放すことが出来ない。前半31分にはFW高澤優也(4年=流通経済大柏高)のシュートがカバーに入ったDF坂井淳(4年=広島観音高)のクリアに遭ってしまう。同35分にも高澤を狙って上がったクロスが、高澤に渡る直前で坂井にカットされてしまった。

 すると後半は粘り強く守っていた専修大に流れが移る。後半立ち上がりの時間帯にみられたミドルはわずかに枠を捕らえることはなかったが、同11分、FW岸晃司(3年=川崎U-18)からリターンパスを受けたMF下田悠哉(4年=三菱養和SCユース)が右足でゴールネットを揺らし、同点に追いつく。

 そして後半39分のFW中杉雄貴(3年=横浜FMユース)の左クロスを頭で合わせたFW中山克広(4年=麻布大附高)のシュートはGKオビ・パウエル・オビンナ(3年=JFAアカデミー福島)のビッグセーブに防がれたが、ついに同43分、試合をひっくり返す。ゴール前でこぼれたボールを拾った下田が左からクロス。これをコントロールした岸が左足で逆転弾を蹴り込んだ。互いをアシストした下田と岸の1ゴール1アシストで、専修大が流経大を撃破した。

 専修大は昨季、最終節前まで最下位。降格目前となっていた。しかし最終節に勝利すると、残留を争うチームが勝ち点を伸ばし損ねたために、最終成績で残留圏に浮上。他会場の結果が劇的だったこともあり、“奇跡の残留”と呼ばれた。そして開幕戦の勝利は何よりの自信になりそうだ。

 この日は開幕戦に向けた会見で主将DF小林岩魚(4年=甲府U-18)が注目選手に挙げていたMF氣田亮真(3年=千葉U-18)が欠場。3月の天皇杯神奈川県予選1回戦の神奈川県教員SC戦で胸部を骨折していたためだった。開幕戦の欠場は決まっていたが、あえて口にしたという。陽動作戦の成功を喜んだ小林は「対流経大を意識してきた結果」としてやったりの様子だった。

 一方の流経大。中野雄二監督はオフシーズンに行った他大学との練習試合でほぼ失点していたため、開幕戦にむけた不安があったことを吐露。ただし主将MF広滝直矢(4年=流通経済大柏高)ら、4年生で初めてトップチームに昇格し、開幕戦で堂々とプレーしていたことを“流経大の強み”だと主張すると、「守備の経験値がないので、今日みたいな試合になることは仕方がない。もったいない試合をしたとは思うが、まだ立て直す時期ではない」とあくまでも22試合中の1試合が終わっただけだということを強調していた。

(取材・文 児玉幸洋)●第92回関東大学L特集

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