二川初出場の栃木が終盤に追いつき徳島とドロー…大黒との元G大阪ホットラインから好機も

栃木MF二川孝広が移籍後初出場

[4.8 J2第8節 栃木1-1徳島 栃木グ]

　J2第8節2日目が8日に行われ、18位栃木SCはホームで13位徳島ヴォルティスと1-1で引き分けた。前半33分にDF井筒陸也のゴールで徳島が先制するが、後半42分に栃木のMF西谷和希が同点弾を奪取。次節は15日に開催され、栃木は本拠地で新潟と、徳島はアウェーで岐阜と対戦する。

　ホームでは2連勝中の栃木だが、先手を取ったのは徳島だった。前半33分に左サイドでFKを獲得し、キッカーのMF岩尾憲が右足でクロスを送る。ゴール前にDF藤原広太朗が飛び込んでボールがこぼれると、近くにいた井筒がワントラップから左足で押し込み、今季初ゴールを記録した。

　1点のビハインドを負った栃木は後半24分に2枚目の交代カードとして、3月に期限付き移籍したMF二川孝広を投入。加入後初出場を果たし、同じ元G大阪のFW大黒将志との共演も実現した。

　後半40分にはドリブルで攻め上がった二川がゴール前の大黒に鋭いパスを送る。これは相手に防がれたが、その流れからの攻撃でDF服部康平がPA手前左で倒され、FKを獲得。同42分、キッカーの西谷が右足で直接放ったシュートがゴール左隅に決まり、1-1と同点に追いついた。

　西谷の今季3得点目が生まれた後も攻め込んだ栃木だったが、逆転ゴールは奪えず、リーグ戦2試合勝ちなし(1分1敗)。徳島は3戦未勝利(1分2敗)となった。
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