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ステップアップ遂げる苦労人がJ1初ゴール!C大阪MF福満「長かったけどこれは通過点」

ゲキサカ / 2018年4月12日 9時7分

MF福満隆貴(17番)が値千金の決勝ゴール

[4.11 J1第7節 川崎F1-2C大阪 等々力]

 一つひとつ、階段を上がってきた苦労人が輝いた。セレッソ大阪MF福満隆貴が値千金の決勝ゴール。前半36分、MF田中亜土夢が蹴り込んだ左CKをGKチョン・ソンリョンがパンチングで弾き出すと、高く上がったボールに反応。「思い切って飛び込んだ」と迫力満点の強烈ヘッドで叩き込んだ。

 開幕節以来の先発となった福満は右サイドハーフでプレーし、果敢な仕掛けから先制点も呼び込んだ。前半30分、カウンターから右サイドをドリブルで運ぶと、切り返したところでMF大久保嘉人のファウルを誘い、PA右手前の位置でFKを獲得。これがDF丸橋祐介の直接FK弾につながった。

 尹晶煥監督の先発起用に応える活躍ぶり。指揮官は「いつも一生懸命頑張る、誠実な選手」とその献身的な姿勢を称賛し、「どこのポジションで起用されても自分の役割をしっかり担ってくれる選手。最初から出ても後半途中から出てもいい姿をずっと続けてくれる。一年間でしっかり成長してくれた」と厚い信頼を口にした。

 九州の地域リーグ、JFLを経て昨年、山口からC大阪に加入。昨シーズンはルヴァン杯12試合出場で2得点、天皇杯6試合出場で2得点を挙げていたが、リーグ戦の出場は5試合で合計わずか5分にとどまった。「リーグ戦でも活躍したいというのは去年も言っていたし、今年はチャンスをもらえて、何か爪痕を残さないといけないと思っていた」。その覚悟は鬼気迫るプレーに表れ、攻守にハードワークを惜しまず、しっかりと結果につなげた。

 記念すべきJ1初ゴール。出水中央高卒業後、2010年に九州総合スポーツカレッジのサッカー部に入り、九州の地域リーグでプレー。12年から15年まではJFLのHOYO大分(現ヴェルスパ大分)に在籍。アマチュアでの活躍が認められ、15年に当時J3の山口に加入し、プロ生活をスタート。1年後にJ2昇格に貢献すると、“個人昇格”の形で17年にC大阪入りを果たし、J1の舞台でも実力を発揮している。

 各カテゴリーでゴールを積み上げ、驚異的なステップアップでここまで這い上がってきた。「一つずつ、長かったですけど、全カテゴリーでゴールを決められたのはいいこと。これに満足せず、もっともっと点を取れるように成長していかないといけないので、これは通過点でしかない」。自らの道を切り開く26歳は限界を決めず、より貪欲に上を目指す。

(取材・文 佐藤亜希子)
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