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デュッセルドルフ国際優勝。高校選抜・平野監督「高体連の皆さん方の総力で勝ち取ったものだと思います」

ゲキサカ / 2018年4月13日 19時52分

―良い合言葉になっていた。
「蓑田なんかがね、切り替えの時に『前後際断、前後際断』って言っていたのでドイツに来てからミーティングのスライドで使わせてもらいました」

―今に集中するチームだった
「点取ったから勝てるんじゃない。全ては試合が終わるまで、自分たちで最後まで諦めないこと。レフリーが最後笛を吹くまで勝つために最善を尽くそうと。攻めるだけじゃないし、守るだけじゃないし、そういう意味では選手たちがプランを理解してくれてできたんじゃないかと思います。目標は勝つことだからズルさだったりも出してくれた。良いサッカーして勝てればいいんだけれど、相手も我々がやりたいことをさせないように妨害してくるし、勝つために何をしなければいけないかということで、その状況、スコア、時間帯、選手が判断して今何をすべきかできるようになってきたというのは、少し子供から大人のサッカーになってきた。また、日本でいうサッカーというものから、言い方が変わるんだけれどもヨーロッパのフットボールに代わってきたと思います」

―今年の選手たちはフットボールをやりに来て、フットボールができた。
「お世辞だと思うんだけれども、『今まで来たチームで一番いいチームだ、日本が勝つべきして勝ったチーム』ということで決勝を見に来て頂いた方にも言って頂いたりして。お世辞半分だとしてもクオリティがそんなに低いクオリティじゃなく、フットボールをちゃんとやってくれたと思います」

―来年の子どもたちにも高校選抜でやりたい、と印象づけるようなチームになったのでは?
「決勝など苦しいゲームはもちろんあったけれども、負けない、勝ち切ることができた。最初はリーグ戦でしたから、リーグ戦トータルして2位に入ること。それがないと優勝できないので、引き分けOKのゲームもある訳ですよね。引き分けOKのゲームを引き分けることが日本人はなかなか苦手な訳で、そのゲームコントロールができない中でウチの選手はゲームコントロールをしてくれていた」

―優勝監督に。良いスタッフにも恵まれた。
「私の力はパーセンテージでいうと3割あるかないかじゃないですか。優勝できたのは日本の高校サッカーに対する指導者たちの賜物なんですよ。宮本や田部井のようにあそこまでキチッとできないですよ。荒木にしても最後まで走れるし、(佐藤)颯汰にしてもプロにもなっているから出たいと思うけれども、出れなくても諦めなかった。我慢強く子どもたちを育ててくれた力の集大成であって、それをお預かりしていた。そのお預かりしていた選手たちがいいコンディションでできたというのも、ドクターやトレーナーのお陰でもあるし、私が一から十までやらなくてすんだのもスタッフがパイプ役としてやってくれたからでもあるし、陰で支えてくれた主務の先生方、選考に携わってくれた高体連の皆さん方の総力で勝ち取ったものだと思います。(勝因は)日本の高体連の総力です」

―50分間ゲーム6試合が選手たちにとって良い経験になった。
「ここから代表選手が出てくれるのが本当に楽しみですよね。俺たちは俺たちなりのやり方で勝てるというその自信を持ってね。(どこかのチームと)同じサッカーでやる必要は全然ないし、どこのチームのマネではなく日本の子たちがやったサッカーで勝てたのが良かった。素敵な仲間の集まりだったと思います」

(取材・文 吉田太郎)●2018日本高校選抜欧州遠征特設ページ
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