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FW大前元紀が先制ヘッド、MF上田康太スーパーFK弾!首位岡山は大宮と痛み分け

ゲキサカ / 2018年4月14日 22時37分

FW大前元紀が先制ヘッド、MF上田康太スーパーFK弾!首位岡山は大宮と痛み分け

[4.14 J2第9節 大宮1-1岡山 NACK]

 J2リーグは14日、第9節1日目を行い、NACK5スタジアム大宮では18位大宮アルディージャと首位ファジアーノ岡山が対戦し、1-1で引き分けた。

 大宮は7日に行われたJ2第8節山口戦(1-2)から先発2人を変更。出場停止のMFマテウスに代わってMF嶋田慎太郎が4試合ぶりに先発復帰。今季、3シーズンぶりに復帰したFW富山貴光が2トップの一角に入り、復帰後初先発となった。
 岡山は前節の新潟戦(1-0)と同じ11人がスタメンに入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 首位を相手に立ち上がりは大宮が押し込み、先手を取った。前半9分、ワンツーの形で左サイドを突破したDF河面旺成がPA内左ゴールライン際からクロスを入れたが、これはDF濱田水輝がクリア。それでも、こぼれ球を拾ったMF横谷繁がシュート性のクロスを入れ、嶋田がコースを変えると、ゴール前のFW大前元紀がヘッドで押し込んだ。

 大前の今季4点目で先制に成功した大宮は前半11分にもチャンスを迎え、嶋田が左の河面に展開。河面が左サイド深い位置から左足で速いクロスを蹴り込むと、ファーサイドの富山がヘディングシュートで狙ったが、GK一森純がセーブした。

 岡山がポゼッションを高めて徐々に押し返し、前半22分にはFW齊藤和樹の落としを受けたFW仲間隼斗がPA右手前から右足ミドルシュート。相手ゴールに迫る時間帯を増やすが、相手の固いブロックに跳ね返され、なかなかフィニッシュまで持ち込めない。

 前半32分には大宮がアクシデントに見舞われ、ボールを蹴り出したDF渡部大輔が足を傷めたか、ピッチに座り込む。2分後に負傷交代を余儀なくされ、DF奥井諒を投入。前半終了間際には大前がシュートを連発したが、追加点とはならず、1-0で前半を折り返した。

 1点を追う岡山は後半6分、仲間がPA手前の位置でDF菊地光将に倒され、FKのチャンスを獲得。キッカーのMF上田康太が左足を振り抜くと、狙い澄ましたシュートは壁を越えて落下し、ゴールマウスに吸い込まれた。古巣戦となった上田はスーパーFK弾で今季2点目を挙げた。

 試合を振り出しに戻した岡山は後半11分にも右サイドからのロングスローの流れからMF伊藤大介のパスを受けたMF武田将平がシュートを放ったが、ゴール上へ。後半16分には最初の交代枠を使い、武田に代えてFW赤嶺真吾を投入。後半32分には齊藤の横パスを受けた赤嶺がPA手前から右足を振り抜いたが、GK笠原昂史がセーブした。

 互いに一歩も引かず、大宮もカウンターからチャンスをつくる。後半34分には右CKの流れからMF三門雄大がミドルシュートを放ったが、これはゴール左へ。互いに最後まで迫力を持って相手ゴールに迫ったが、スコアは動かず、1-1のままタイムアップ。勝ち点1ずつを分け合った。

(取材・文 佐藤亜希子)
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