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大宮FW大前元紀、今季4点目も勝利に結びつかず「もう1点2点取っていれば」

ゲキサカ / 2018年4月14日 22時36分

FW大前元紀が先制点となる今季4点目

[4.14 J2第9節 大宮1-1岡山 NACK]

 勝利には結びつかなかった。大宮アルディージャはFW大前元紀の今季4点目で先制に成功したが、追いつかれてドロー。首位を走る岡山と激戦を繰り広げたが、1-1という結果を喜ぶことはできず、「FWとしてもう1点2点取っていれば後ろを楽にさせられた」と悔しさを隠さなかった。

 前半9分、DF河面旺成がワンツーの形で左サイドを突破した流れから、こぼれ球を拾ったMF横谷繁がクロスを入れ、ゴールに背を向けたMF嶋田慎太郎が「フリックのイメージ」でコースを変えると、大前がヘッドで押し込んだ。

「うまく合わせられた。相手がボールウォッチャーになったところでしっかり決められた」。ワンタッチでつないだ崩しから鮮やかに先制に成功。大前は前半終了間際にもシュートを連発し、両チーム最多の3本で相手ゴールを脅かした。

 しかし、チームは後半9分に警戒していたセットプレーから痛恨の失点。「1-0で前半を折り返せるのは理想の形。その中で失点して試合が終わるのはもったいない」。連敗を2で止めたものの、開幕前に昇格候補本命と期待された大宮は2勝2分5敗で暫定17位に低迷。自身のゴールが勝利に結びつかず、背番号10は「もっと点を取らなきゃいけない」と自ら責任を負った。

(取材・文 佐藤亜希子)
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