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[プリンスリーグ関東]両軍8ゴールの打ち合い、制したのは東京Vユース!! 王者・前橋育英は2連敗

ゲキサカ / 2018年4月15日 14時57分

 前橋育英はハーフタイムに山田耕介監督が動いた。東京Vユースが繰り出す再三の裏抜けに対し、最終ラインを低く設定すると、何度も破られていたサイドはマーカーの役割を徹底。「がっちり守ろう」(山田監督)という狙いを共有し、時には6バック気味の守備もいとわない戦術に打って出た。

 すると後半1分、割り切る姿勢がいっそう効く同点弾が入る。キックオフのボールから左サイドでスローインを得た前橋育英は、森がロングスローをゴール前に配球。強風に流されたボールがGK佐藤篤輝(3年)の前で大きくバウンドし、そのままファーサイドに流れると、タイミング良くジャンプしたFW室井彗佑(3年)が頭で押し込んだ。

 その後はボールをつなぎたい東京Vユースに対し、安定した守備を見せる前橋育英という構図が続いた。前橋育英は後半21分、MF須田晃輝を投入したのを皮切りに、立て続けに3枚の交代カードを使用。同27分には、交代出場したFW深澤康太(3年)が裏に抜け出し、間一髪で綱島にカバーされるという惜しいシーンもつくった。

 ところが後半33分、東京Vユースの用兵が試合のリズムを一変させる。センターバックの綱島に代わってFW三枝新汰(2年)を右ウイングに入れると、山本が最終ラインに入り、1トップの森田がアンカーの位置に。MF石浦大雅(2年)を前線に配備し、後方でボールを握れるような体制に変更した。

 すると後半37分、ついに均衡が破られる。東京Vユースは果敢なインターセプトを見せていた山本がボールを持ち上がると、左サイドへ斜めのパス。シャドーのポジションに入っていた村井がドリブル突破で相手を押し下げ、低いクロスにFW松橋優安(2年)がダイレクトで合わせた。「スピードには自信がある」という背番号11が大きな4点目を奪い、待望の勝ち越しゴールとなった。

 前掛かりになった前橋育英は後半42分、自陣からのロングボールに競り勝った榎本が頭でそらし、深澤がヘッドで狙ったがボールは佐藤がキャッチ。同44分には、室井を下げて184cmDF岡本悠作(3年)を最前線に入れ、昨年度の高校選手権でも猛威を振るった“ツインタワー”戦法で同点の機会をうかがった。

 ところが同45分、東京Vユースはボール奪取からカウンターを試みると、山本のスルーパスに抜け出したのは松橋。飛び出したGK山口瞬(3年)をスピードで一気に振り切って、落ち着いてゴールネットに流し込み、この日の2点目が試合を決定づけるゴールとなった。そのまま試合は終了。打ち合いを制した東京Vユースが勝ち点3を獲得し、前回王者の前橋育英は勝ち点0にとどまった。

(取材・文 竹内達也)●2018高円宮杯プリンスリーグ特集

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