長谷部の一発レッドは“vs乾”以来5年ぶり…暴力行為は2試合以上の出場停止も
ゲキサカ / 2018年4月22日 1時6分
フランクフルトMF長谷部誠は21日、ブンデスリーガ第31節のヘルタ・ベルリン戦(●0-3)に先発出場し、後半39分にヒジ打ち行為で一発退場となった。ボルフスブルク時代の2013年5月18日、当時フランクフルト所属だったFW乾貴士へのファウルで提示されて以来、約5年ぶりのレッドカードとなった。
リベロの位置で先発出場した長谷部は、今季前半までFW原口元気が所属していたヘルタ相手に激しい肉弾戦を演じた。立ち上がりから相手FWデイビー・ゼルケと頻繁にぶつかり合うと、時にはファウルぎりぎりのプレーも。それでも、冷静に相手をいなし続け、前半45分間を失点ゼロで終えることに成功していた。
ところが後半10分、長谷部はPA内に侵入してきたゼルケに対して身体を寄せると、ゼルケが激しく倒れ、主審はファウルのホイッスル。いったんビデオ・アシスタント・レフェリーが介入したが、判定は覆らず、このPKを決められて先制点を献上してしまった。
長谷部はその後も主審に抗議をする場面が見られ、ゼルケとのぶつかり合いもヒートアップ。すると後半39分、相手ロングボールを冷静に対処した長谷部だったが、後ろからプレッシャーをかけてきたゼルケにヒジをお見舞い。すぐさまレッドカードが提示され、一発退場となった。
ブンデスリーガではレッドカードが提示された場合、1試合以上の出場停止が課されるが、暴力行為の場合は試合数が追加される場合もある。今季、ヘルタ時代の原口がバイエルン戦で一発退場となったが、その際は2試合の出場停止処分が下された。欧州カップ戦出場権獲得に向け、あと3試合を残すフランクフルトだが、大黒柱がいつ戻ってくることができるのか、不透明な状況となっている。
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