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停滞続く“降格組”対決は大宮に軍配!大前の鮮やかFK弾で4戦ぶり白星…新潟は泥沼4連敗

ゲキサカ / 2018年4月22日 14時54分

大前元紀が決勝FK

[4.22 J2第10節 新潟0-1大宮 デンカS]

 J2リーグは22日、第10節を行った。デンカビッグスワンスタジアムでは13位のアルビレックス新潟と、19位の大宮アルディージャが対戦し、1-0で大宮が勝利。4試合ぶりの白星を飾った。新潟は4連敗となった。

 1年でのJ1復帰が至上命題も、思うように勝ち点を積み重ねることができていない両クラブ。開始11秒でFW大前元紀がクロスバー直撃のシュートを放った大宮は、立ち上がりから何度もシュートシーンを作り出した。26分には、右サイドからDF奥井諒がクロスを上げ、FWロビン・シモヴィッチが打点の高いヘディングシュート。38分には、トップデビューのMF奥抜侃志が鋭い右足ミドルを放った。

 一方の新潟は、FWターレスが移籍後リーグ戦初先発。前半17分、右サイドのスペースへMF加藤大が浮き球パスを送り、MF高木善朗がライン際からクロスを上げる。これをターレスが右足で狙うが、わずかにゴール右に外れてしまう。新潟はなかなかリズムよく攻め込むことができず、前半をスコアレスで終えた。

 試合は後半開始早々に動いた。3分、大宮はPA左手前でFKを獲得し、大前とMF嶋田慎太郎がスポットに立った。キッカーを務めた大前が右足で蹴り込むと、壁を越えたシュートが弧を描きながら鋭く落ち、ゴール左隅に突き刺さった。11分には、シモヴィッチのポストプレーからPA右に走り込んだ奥井が右足を振り抜くが、右ポストを直撃。追加点とはならなかった。

 押し込まれるシーンが続く新潟は後半16分、MF坂井大将に代えてMF磯村亮太を投入。17分には、左サイドからDF安田理大がアーリークロスを上げ、ターレスが胸トラップから右足シュートを突き刺す。しかし、トラップの際に競り合ったDF菊地光将へのファウルを取られ、ノーゴール。直後に高木を下げ、FW渡邉新太を入れて局面打開を目指した。

 追加点をなかなか奪えない大宮は後半25分、奥抜に代えてMFマテウス、28分にはDF菊地光将を下げて古巣対決となるMF酒井宣福をピッチに送り込む。対する新潟は32分、最後の交代カードでFW河田篤秀をFW矢野貴章に代えた。その後も一進一退の攻防が続くと、大宮はアディショナルタイム2分に奥井に代えてDF山越康平を入れ、新潟の攻撃をシャットアウト。1-0で大宮が完封勝利をおさめた。
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