海上自衛隊、呉・岩国が初優勝:自衛隊女子フットサル大会
ゲキサカ / 2018年4月22日 19時15分
第6回自衛隊女子フットサル大会は22日に陸上自衛隊朝霞駐屯地で決勝トーナメントを行い、海上自衛隊呉・岩国が初優勝を飾った(以下、陸上自衛隊=陸自、海上自衛隊=海自、航空自衛隊=空自)。決勝戦では、2年連続3度目の優勝を目指した空自入間を3-1で撃破。チームを率いた尾前晋作部長は「先に点を取られても崩れずに戦えた。打倒・入間でやって来たので、目標を達成できた。達成感でいっぱい」と喜びを語った。
海自呉・岩国は、前回3位。準決勝で敗れた入間に雪辱を果たした。決勝戦は、空自入間の林田典子(3曹・東京女子体育短期大出身)に先制点を許したが、エースの小坂玲那(3曹・吉備国際大出身)がセットプレーからドリブルシュートを決めて同点とし、さらに小坂のミドルシュートのこぼれ球を為藤美月(3曹・大村高出身)が体ごと押し込んで逆転。後半は相手の攻撃を耐えて、再び小坂がミドルシュートを決めて勝負を決めた。
フィールドの4人がスクエアに広がり、中央に空けたスペースに入り込む動きでフリーの選手を作る戦術が大会を通じて機能。海自勢初となる優勝を手にした。決勝戦で2得点を決めた小坂は「前回、準決勝で負けた空自入間に絶対に勝ちたいと思っていたし、みんなにその意識があった。セットプレーのパスを直接狙ってもブロックされたので、ワンタッチ入れてから打つ形にして1点目を取れたし、シュートを打ったら味方が必ずゴールへ向かうことを徹底できたので、2点目を押し込んでもらうことができた」と手ごたえを話した。
一方、惜しくも連覇を逃した空自入間は、準決勝の前半で3得点を挙げるなど活躍していたエースの内山田摩耶(3曹・柳ヶ浦高出身)が術科学校(※教育訓練を受ける機関)に戻るために決勝戦前にチームを離れた点が痛手だった。それでも、主将の林田典子(3曹・東京女子体育短期大出身)は「内山田がいなくても十分に勝てるチームだと思っていたし、そこは関係ない。チームに大きな問題があったわけではなく、純粋に相手の方が強かった。強いて敗因を挙げるなら、シュートを打てるタイミングで打ち切れなかった」と気丈に振る舞い、「どのチームもレベルが上がって来ていて、強い相手と戦うのは難しいけど、楽しい。とにかく、このチームで戦えて楽しかった」と笑顔を見せた。
大会は、全国の基地、駐屯地で活動する自衛隊チームの日本一決定戦。男子が行っていた全国自衛隊サッカー大会の「女子の部」として2013年にスタートした。2016年の第4回大会から現名称に変更。全国規模のフットサル大会として定着し、大会の周知とともに参加選手やチームが増加。隊員のスポーツ交流ツールとなっている。優勝した海自呉・岩国を率いた尾前部長は「転勤が多い職業なので、フットサルを通じた交流によって人脈が広がることは、今後、仕事の面で助け合っていくという点で役立つと思う」と大会の価値を強調した。過去5大会では陸自朝霞と空自入間が2度優勝(2016年の第4回大会は、熊本の震災のため中止)。新たに海自から優勝チームが現れ、混戦模様となってきた。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
【W杯アジア最終予選】日本、イラン、ウズベクが開幕2連勝! アジア王者カタール&豪州は2戦未勝利
スポニチアネックス / 2024年9月11日 6時16分
-
U-20女子W杯16強決定! ヤングなでしこはナイジェリアと激突…8強進出で前回Vスペインと対戦も
FOOTBALL ZONE / 2024年9月9日 9時53分
-
U18侍 韓国に敗戦も今朝丸好救援で1位死守 緊急登板でピンチ脱出「絶対にアジア1位を」
スポニチアネックス / 2024年9月8日 5時2分
-
日本、韓国に敗れるも決勝進出 野球U―18アジア選手権
共同通信 / 2024年9月7日 21時56分
-
日本と北朝鮮は「アジアのヘビー級」 2戦10発超え…FIFAも驚異の攻撃力を絶賛「圧倒的」
FOOTBALL ZONE / 2024年9月6日 15時35分
ランキング
-
1大谷翔平、凱旋試合で記録更新の“52-52”達成!2試合で9安打4HR12打点と大爆発、ド軍は逆転勝利
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月21日 14時35分
-
2マンC、CL含む複数大会で追放か 115件の違反疑惑…プレミア4連覇クラブ激震「世紀の裁判」へ
FOOTBALL ZONE / 2024年9月21日 11時45分
-
3「野球史上最高の日だ!」大谷翔平が「50-50」の歴史的偉業を達成するまでの軌跡
日刊SPA! / 2024年9月20日 15時48分
-
4大谷翔平は「ばかげている」 悪球打ち弾に敵軍放送局も呆れ…“被弾投手のワード”実況自粛
Full-Count / 2024年9月21日 14時50分
-
5大の里 2度目優勝で“最速大関”当確に花!天敵・豊昇龍に勝利「最高の相撲を取った」
スポニチアネックス / 2024年9月21日 17時57分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください