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漢・馬場賢治が初ハット!! “雪辱戦”の首位大分、9人町田に辛勝…指揮官「こんなの首位のチームじゃない」

ゲキサカ / 2018年4月28日 16時8分

ハットトリックを記録した大分FW馬場賢治

[4.28 J2第11節 大分4-3町田 大銀ド]

 J2リーグは28日、第11節を各地で行い、前節の勝利で首位に立った大分トリニータはホームでFC町田ゼルビアと対戦した。大分にとって町田は15年にJ2・J3入れ替え戦でJ3降格の引導を渡された因縁の相手。FW馬場賢治のJリーグ初のハットトリックで4-3の辛勝を収め、雪辱を果たした。

 大分は前節の金沢戦(○1-0)から先発1人を変更。FW林容平に代わってFW伊佐耕平が入った。一方の町田も前節の山口戦から1人を変え、MF平戸太貴に代わってMF中村祐也を起用した。

 立ち上がりから大分が圧倒した。開始約20秒、中盤右からDF刀根亮輔がロングボールを蹴り込み、PA左を抜け出した馬場がボレーシュート。さらに前半2分、右サイドを駆け上がったMF松本怜が直前同様のクロスを上げると、同じように走り込んだ馬場が合わせ、早々に先制点を奪った。

 ビハインドを負った町田は前半10分、ゴール正面やや右からのFKをMF吉濱遼平が狙うもGK高木駿がビッグセーブ。すると同12分、大分DF福森直也のロングボールに反応した伊佐がライン裏に抜け出すと、DF深津康太が後ろから倒す。主審はレッドカードを提示。早い時間帯に数的不利を強いられることとなった。

 町田は前半15分、吉濱に代えてDF藤井航大を入れ、フォーメーションを4-4-1とした。一方の大分は同27分、エースFW後藤優介が負傷。ピッチに倒れ込んでプレーを続けることができなくなり、急きょMF清本拓己を入れた。

 大分は同31分、左サイドを駆け上がった星が中央にパスを送り、伊佐がバックパス気味に落とす。後方から走り込んだ馬場のシュートが相手DFに当たってゴールに吸い込まれ、リードが2点に広がった。

 そして前半45分、大分に決定的なゴールが入る。フリーで左を抜け出した星がグラウンダーで折り返すと、反応したのは三たび馬場。ダイレクトでゴールに流し込み、前半のうちにハットトリックを果たした。大分にとってはこれがJ2リーグ戦ホーム300得点目となった。

 互いに交代なしで臨んだ後半だったが、町田が早々に1点を奪う。2分、左CKをショートで受け取ったMF井上裕大がクロスを送ると、ニアサイドでDF酒井隆介がバックヘッド。角度のないところから放ったシュートがそのままネットを揺らした。アシストした井上は昨季のゴールに続き、アカデミーを過ごした大分戦でまたしても結果を残した。

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