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[関東大会予選]昨年超えへ新しい挑戦進める日大藤沢、強さと課題も見せて1-0勝利:神奈川

ゲキサカ / 2018年4月28日 17時13分

 日大藤沢はSB櫻井が再三右サイドを駆け上がり、38分にはDFの頭上をわずかに越えるクロスで決定機を演出。また鮮やかなパスワークから小林がフィニッシュへ持ち込むシーンもあったが、藤沢清流は背番号30のGK遠山翔也(3年)が好セーブを見せて0-1で折り返す。

 後半立ち上がりはDFラインを高く設定した藤沢清流が押し返す。5分に日大藤沢SB櫻井にポスト直撃のシュートを浴びたものの、中盤でMF近藤匠(3年)らがよくボールを繋いで攻撃の回数を増やす。そして、11分には右SB小林智輝(3年)のアーリークロスにMF田島広登(3年)が飛び込み、最後はこぼれ球から10番FW山田拓海(3年)が左足シュート。だがゴール至近距離からのシュートは日大藤沢GK山田勇斗(3年)がストップしてスコアは動かない。

 日大藤沢は不用意なミスがあってピンチを迎え、シュートも浴びた。また決定力も欠いたが、長身CB青木駿人(2年)や梶山が要所を締めていたほか、昨年の全国準Vの要因でもあった粘り強い守備を見せながら試合を進める。藤沢清流は山田のスピードや岡田の粘り強いキープを活かして反撃し、終盤もシュート数を増やしていたが、最後まで1点を奪うことが出来ず。1-0で勝った日大藤沢が準々決勝進出を決めた。

 日大藤沢の佐藤監督は今年のチームについて「歴代ナンバー1というほど上手い子が来ている。でも、一体感は一番無いと言っている」。選手たちも認める通り、現状の力、まとまりの部分もまだまだだが、梶山は「去年は苦しい時間帯に個人で打開していた。苦しい時間が来ても個人に任せるのではなくて、自分たちが一つ一つ小さな力を合わせてチーム一丸となって戦うところは去年よりも大きいと思っている。まだ噛み合っていないけれども、噛み合ってくれば良くなっていくと思う」と自分たちに期待する。

 春先に結果が出ず、3年生たちは自分たちの緩さがないか、プレーで見せることができているか、話し合いながら改善してきた。昨年の全国決勝進出は「目標が(はっきりと)見えたことが財産」(佐藤監督)という貴重な経験。同時に目標の日本一になるためには足りないものがあると感じたからこそ新しい挑戦を進めてきた。

 梶山は「去年のインターハイは苦しい時が多かったりして、自分たちの時間じゃない時に精神面でのモチベーションとか学べたし、ちょっとの際のところで譲ったりすると流経(流通経済大柏高)みたいなチームに負けてしまう。あと一歩のところを詰めていければと思います」と語った。目標は「日本一」(梶山主将)。この日の勝因にもなった粘り強く戦う良さを忘れることなく、新たな積み上げを続けて今年もまた歴史を変える。

(取材・文 吉田太郎)

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