3年前の『選手権準優勝GK』に憧れて…成徳深谷GK神尾龍汰、低空パントは「ずっと練習していた」
ゲキサカ / 2018年5月1日 7時5分
[4.30 関東高校大会埼玉県予選決勝 成徳深谷高 1-0 立教新座高 埼スタ第2]
守備ではチームを救うビッグセーブを見せ、攻撃では矢のような低空フィードを供給。立教新座高との決勝戦に無失点で勝利し、埼玉2冠を達成した成徳深谷高の中でも、守護神を務めるGK神尾龍汰(3年)の存在はひときわ大きかった。
圧巻だったのは後半18分のプレー。相手のFKを起点としたボールが左ポストに当たり、こぼれ球に反応した相手のシュートを顔面でストップ。すぐさま立ち上がって波状攻撃をパンチングで逃れると、最後は浮き球をしっかりキャッチしてみせた。
立教新座の前田和伸監督も「あれが入っていれば、そこから勢いに乗れたんですが……」と悔やんだターニングポイント。当の本人は「そんな覚えてなくて……(苦笑)」と冷静だったが、試合の行方を左右するビッグプレーだった。
PK戦にもつれ込んだ準決勝の浦和南高戦では、後攻5人目のキックを見事にストップし、同校史上初の関東大会出場に大きく貢献。そこで表れたシュートストップのセンスは他の場面でも随所に見られ、終盤に訪れた相手のセットプレー攻勢では、ファウルを受けながらもしっかりキャッチする姿が目立った。
また攻撃では、低い弾道のまま50mは飛ぼうかというパントキックが持ち味だ。「あれからずっと練習していた」という契機となったのは、2014年度の全国高校選手権決勝。星稜高戦を戦っていた前橋育英高GK吉田舜(現・法政大)のキックに憧れを持ち、中学時代からトレーニングを重ねてきたのだという。
「自分もなりたいなと思いました」と素直な気持ちを表現する17歳だが、もちろん次は自らが同じ舞台に立つことを志している。「選手権、めっちゃ出たいですね。埼玉4冠を目標としてやっていきます」(神尾)。かつての憧れが現実となった時、成徳深谷の道もまだまだ開けてゆくことだろう。
(取材・文 竹内達也)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[国スポ少年男子]守備から入り、徐々に勢いづいてPK戦勝利。賢く戦った大分県が岐阜県を下し、2回戦進出
ゲキサカ / 2024年9月21日 19時20分
-
[NBチャンピオンシップU-16] 2016年創部の上越が初出場初優勝!飛躍期す新潟の新鋭は、「ここが始まり」
ゲキサカ / 2024年9月17日 9時17分
-
[NBチャンピオンシップU-16]目標は「優勝一択」。連覇狙う飯塚が強度、粘り強さ、走り切る力を発揮して4強入り
ゲキサカ / 2024年9月16日 7時9分
-
[MOM4828]尚志GK古川昌和(1年)_試合中から迫力を重視し、PK戦で1本ストップ。目標は「父超え」
ゲキサカ / 2024年9月15日 16時34分
-
1、2年時の悔しさも胸に。186cmの注目CB吉村太希は「また鹿実が全国の舞台に戻ってこれるように」
ゲキサカ / 2024年8月30日 15時44分
ランキング
-
1スケボー白井空良、Xゲームズ初優勝「夢の舞台で金を取れうれしい」…日本勢が表彰台独占
読売新聞 / 2024年9月22日 19時49分
-
252-53大谷翔平、115年ぶり偉業が濃厚 日本は明治時代、2つの「2位」で近づく歴史的記録とは
THE ANSWER / 2024年9月22日 19時3分
-
3鷹が11得点大勝で「M1」 大阪移動で日ハムの結果待ち…V決定でも異例の“胴上げなし”
Full-Count / 2024年9月22日 16時33分
-
414勝の今永でも及ばぬ…日本人右腕の「4.7」 先駆者が過ごした“衝撃の1年目”
Full-Count / 2024年9月22日 19時33分
-
5イチロー氏が松井秀喜氏を語る 参戦決断に「痺れました」再会するなら「やっぱりユニフォームを着て」【独占インタビュー】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月22日 17時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください