[MOM2495]東海大福岡MF山根優汰(1年)_声とパス、守備で逆転勝ちへ導いた司令塔
ゲキサカ / 2018年5月4日 22時34分
[5.3球蹴男児U-16リーグD1第1節 日章学園高 1-3 東海大福岡高 大津球技場]
東海大福岡高は3-1で逆転勝ち。中盤でチームの舵取り役を担い、守備面での貢献度も高かった10番MF山根優汰(1年) がマン・オブ・ザ・マッチに選出された。
山根は前半、中盤の人数が多い日章学園高に1タッチ、2タッチのパスを動かされ、主導権を握られたことから、「後半は間を閉じたりすることを意識していました」。チームメートのFW瀬川瑠樹も「優汰がしっかりと中盤で声出して枚数もちゃんと整えてくれて、攻撃も守備も良くなった」と感謝していたように、声と、的確なポジショニング、そして相手の守りを広げるパスでチームに流れを引き寄せる。
逆転して迎えた終盤は味方の運動量が落ち、再び押し込まれたものの、「声を出したり、自分が速く予測したりしてチームに貢献しようとしていました」という山根は、勝つためにやるべき仕事をやり通して白星へと導いた。
プレッシャーの中でも落ち着いてボールを動かすプレーが印象的なゲームメーカーだが、憧れの選手に上げるのは、守備面での評価高いフランス代表MFエンゴロ・カンテ。「身長は高くないけれども、(カンテは)予測速くして大きな選手相手にもやっている」。登録163cmの自身と同じように小柄でもその予測の速さと運動量の多さで強敵の攻撃を食い止めるボランチを参考に攻守で戦える選手になる。
「(東海大福岡は)全国を狙えるところにいると思いますし、これからの意識次第で全国に行けると思います。これから負けなしで1年間流れに乗って、それから2年後のインターハイや選手権へ1年から流れに乗せられればと思います」。目標はチームメートたちとともに全国へ出場すること。福岡U-15出身の実力派MFは高い意識を持って目標達成を目指す。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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