[球蹴男児U-16リーグ]佐賀東が快勝。2発のFW平川、選手権の先輩たちのプレーは「刺激になった」
ゲキサカ / 2018年5月6日 8時12分
[5.4 球蹴男児U-16リーグD2第2節 鵬翔高 2-7 佐賀東高 大津多目的]
4日、「2018 球蹴男児U-16リーグ」Division2第2節で鵬翔高(宮崎)と佐賀東高(佐賀)が対戦。佐賀東が7-2で快勝した。
昨年度の選手権開幕戦でこだわりのポゼッションを披露。前評判の高い関東一高(東京)を破ってファン、関係者を驚かせた佐賀東は、1年生からポゼッションにこだわって戦っている。この日、2得点を挙げてマン・オブ・ザ・マッチに選出されたFW平川琉稀は「(関東一戦を見て)刺激になったし、自分たちもそういうところを目指していく。日本一を目指していきます。(ポゼッションの練習は)キツイ面もあるんですけれども、キツイ面があるからこそ、勝利に繋がるものがある」。選手たちは高い志をもって高校サッカーでの挑戦をスタートしていた。
その佐賀東はMF小屋諒征やMF小林岳叶ら小柄な選手たちが丁寧なパス交換とドリブルなどでスペースを作り出す。試合序盤に流れを引き寄せる連続ゴール。小屋の先制弾とMF水本翔大のヘッドによってわずか6分間で2点を先取した。
失点後に立て直してギアを上げた鵬翔はMF大西海斗がミドルシュートを連発。また、MF藤澤正樹の仕掛けなどで攻め返し、押し込んでいる時間帯もあった。だが、ポゼッションにFW川口稜斗の力強い仕掛けや平川のスピードといったアクセントを加えて攻める佐賀東は後半12分、抜け出した平川がPKを獲得。これを平川が右足で決める。
さらに14分には敵陣でインターセプトした平川が独走。そのまま右足でゴールを破り、4-0とする。鵬翔も直後に左サイドを抜け出したFW永友大貴がループシュートを決めて反撃開始。25分にはGKをかわした藤澤が左足で決めて2点差とした。
だが、佐賀東は残り時間10分を切ってからMF太田隼磨、MF岡部羽弥、MF高瀬翔が3連続ゴール。大量7得点を挙げて今季初白星を挙げた。持ち味のスピードを活かした抜け出しや前線からの守備を評価された平川は、3点目を決め切ることができず、反省。「(決定機を外したことは)まだまだこれから成長していけるチャンス。そのチャンスを活かしていきたい」とより確実に決められるFWになり、球蹴男児U-16リーグで得点王を獲得することを目標に掲げていた。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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