岡山がレア芸術弾2連発で逆転も福岡劇場再び! 終了直前に追いつき上位対決ドロー
ゲキサカ / 2018年5月6日 18時14分
[5.6 J2第13節 岡山2-2福岡 Cスタ]
2位ファジアーノ岡山がホームで3位アビスパ福岡と2-2で引き分けた。前半3分に福岡のFW松田力に先制点を許したが、同41分にMF三村真が同点ゴールを決めると、後半21分にはFW伊藤大介が逆転弾を奪取。しかし、同アディショナルタイム2分にオウンゴールで同点とされ、首位大分との勝ち点差が2に開いた。
自動昇格圏内を争う2位と3位の直接対決。福岡は前半3分、左サイド深くからMF駒野友一が左足でクロスを送ると、ニアにポジションを取っていた松田が頭で合わせ、右のサイドネットに決める。松田は今季初ゴールを記録。岡山は5試合ぶりの黒星を喫した前節・千葉戦(0-1)の悪い流れを引きずるように、開始早々にあっさりと失点を喫した。
追いかける展開となった岡山は徐々に攻撃の形を作り始めるが、福岡の守備を崩すには至らない。それでも前半41分に右CKを獲得すると、キッカーのMF上田康太が左足でクロスを入れ、相手にクリアされたボールがPA手前中央でフリーの三村のもとへ飛ぶ。落下地点にいた三村は右足のインステップで軽くインパクト。ドライブがかかったシュートがGK圍謙太朗の伸ばした右手を越えて落下し、鮮やかにゴールへ吸い込まれた。
三村の今季初得点となるスーパーゴールにより、1-1と同点に追いついてハーフタイムを迎えた岡山。後半はさらに攻勢を強めて勝ち越しを狙う。すると後半21分、敵陣でのボール奪取から伊藤がPA手前中央に持ち運び、右足で巻いたシュート。横っ飛びしたGK圍から遠ざかるような軌道で左のサイドネットに突き刺さり、2-1と逆転に成功した。
伊藤は前半の三村に続く芸術弾で今季初ゴールを記録。その後、1点ビハインドの福岡が何度もゴールを脅かしたが、追いつけないまま試合は終盤を迎える。福岡の敗戦が濃厚となってきた中、後半アディショナルタイム2分にドラマが待っていた。
右サイドでパスを受けたDF堤俊輔がPA手前右からフリーで右足を振り抜くと、ニアでシュートをクリアしようとしたDF喜山康平の左足に当たってコースが変わり、ゴール右に決まる。福岡は前節・山形戦(2-1)に続く劇的弾で2-2のドローに持ち込み、7戦無敗(4勝3分)としたが、順位は4位に後退した。
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