今年の高体連J内定第1号!興國の超攻撃的左SB起海斗が山口入り!
ゲキサカ / 2018年5月8日 15時6分
“山口のマルセロ”を目指す超攻撃的左SBが、高体連の18年J内定第1号に――。現在、J2で3位につけているレノファ山口は8日、大阪・興國高の左SB起海斗(3年)が来季新加入することが内定した、と発表した。興國からは、今年プロ入りしたFW大垣勇樹(現名古屋)、MF西村恭史(現清水)、FW 島津頼盛(金沢)に続くJリーガー誕生。起は今年度の高体連所属選手でプロ内定一番乗りとなった。
山口は4月14日に強化担当者が大阪府1部リーグ、興國対関西大一高戦で起のプレーをチェック。翌日に練習参加をオファーし、起はすぐ週明けから山口の練習に参加した。すると、起のプレーを間近で確認したクラブが当初の予定よりも長い、一週間の練習参加を興國サイドに申請。起はその後もバイタルエリアでの仕掛け、左足キックなどでアピールし、内定を勝ち取った。
起はJFA技術委員長も務めた霜田正浩監督の判断力を求められる刺激的なトレーニングやウイングを置いたチームの攻撃的なスタイル、若手選手が多く明るい雰囲気に感銘。正式な獲得オファーに対し、全く迷うことなく、山口入りを決めたのだという。
興國入学当初、起は1年生チームで10番を背負っていたアタッカー。スピード、跳躍力を活かしたヘッド、FKを決めることもできる左足、テクニックにも注目されていた。だが、内野智章監督の「FWでもプロになれる力がある選手が左SBやるのはレアだし、プロに入った後、重宝されるのではないか」という考えから昨冬に左SBへコンバート。そこからわずかな期間でプロ入りを勝ち取る選手へ成長を遂げた。
本人は現状から少しでも成長してプロ入りするつもりでいる。山口での練習参加時に利き足と逆の右足キックが不足していると感じ、興國に戻ってからは連日右足のトレーニングを重ねてきた。その成果が出て、今月6日のインターハイ大阪府予選5回戦(対大商学園高)では左サイドからのドリブル、ワンツーで3、4人を剥がしてから右足で鮮やかなゴール。成長することに貪欲なSBはまた一つレベルアップを果たしている。
「山口ですぐに出ることは絶対なんですけれども、1年目から活躍してもっと山口を知ってもらうことが目標です。(武器は) 最後の局面のところで1対1は絶対に剥がせると思います。サポーターにはボール持ったら何かできるんで見て欲しいです。見ている人を楽しませるようなプレーヤーになりたい」
昨年度の選手権大阪府予選準々決勝で敗退した直後、興國では先輩から後継者として期待する選手へ背番号を手渡す“儀式”が行われ、起は清水入りした西村から「8番」を渡された。他にもタレントが多数いる中、自分を指名してくれた西村の期待に応えようと努力してきたこともプロ入りの大きな要因。「ヤスくんのおかげです」と笑う起は、U-18日本代表候補の西村ができなかった全国出場、今年高校3年生でJデビューすることを目標に掲げている。ブラジル代表の左SBマルセロのように自慢の攻撃力を発揮して“山口のマルセロ”へ。まずは、インターハイで興國の全国初出場に貢献して、全国でその名を知らしめる。
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