水戸は作陽出身MF伊藤涼太郎のワンマンショー!!20歳MFがチームの“不安要素”打ち消し上位の岡山撃破
ゲキサカ / 2018年5月13日 17時42分
[5.13 J2第14節 水戸3-0岡山 Ksスタ]
19位水戸ホーリーホックがホームで暫定4位のファジアーノ岡山に3-0で勝利した。得点源の不在やチームの不調などマイナス要素を抱えていたが、Jリーグ初先発のMF伊藤涼太郎が前半だけで2ゴール1アシストと、全得点に絡む活躍。連敗を4で止め、5試合ぶりに勝ち点3を獲得した。
水戸は負傷でFWジェフェルソン・バイアーノ、出場停止でFW岸本武流が欠場。チーム得点数1位と2位の2トップが揃って不在となった中、従来の4-4-2から4-2-3-1に変更して臨んだ。トップ下の位置には移籍後初スタメンとなる伊藤を起用。作陽高出身の伊藤はレンタル元の浦和時代の2017年ルヴァン杯で先発の経験があったが、Jリーグではこれが初スタメンとなった。
4連敗中の水戸は、その4試合で挙げた得点がわずか『1』。しかし、チーム不振の中で抜擢された20歳MFが起用に応えてみせた。前半23分、敵陣中央でボールを奪った伊藤がPA手前まで持ち運び、左足でノールックのスルーパス。中央からPA内右に流れたMF田中恵太が右足のシュートをゴール左に決め、均衡を破った。
前半36分には伊藤がDF浜崎拓磨からパスを受け、PA手前右で右足を強振。鋭く落ちるシュートをゴール右に突き刺し、2点差とする。さらに2分後の同38分、MF木村祐志の左クロスに田中が飛び込んでボールがこぼれると、伊藤が抜け目なく右足で流し込み、自身の今季3点目でスコアを3-0とした。
伊藤の活躍で前半に3点のアドバンテージを得た水戸は、後半も集中力を維持。上位の岡山は後半に攻撃のリズムをつかんだが、鋭い出足で守る水戸を崩し切れない。
後半32分にMF関戸健二が左足で放ったシュートは左ポストに嫌われ、同34分には途中出場のMF仲間隼斗が決定機を迎えたものの、至近距離からの右足のシュートは水戸GK本間幸司がビッグセーブ。同35分にこの日の主役となった水戸の伊藤が途中交代すると、岡山は無得点のまま終了のホイッスルを聞き、2試合ぶりの黒星で3戦未勝利(1分2敗)となった。
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