戻ってきた絶対エース…初招集のFW小川航基に森保監督が出した“注文”
ゲキサカ / 2018年5月17日 19時22分
誰もが得点への大きな期待を抱き、ストライカーのプレーを目で追っていた。昨年5月24日に行われたU-20W杯グループリーグ第2節のU-20ウルグアイ戦。3日前に行われた初戦の南アフリカ戦でチーム初ゴールを記録していたFW小川航基(磐田)は、この試合でもスターティングメンバーに名を連ねて最前線にポジションを取っていた。しかし前半16分、着地した際に左足を負傷して倒れ込むと、そのままピッチを後に。検査を受けた結果、左前十字靭帯断裂および左ヒザ半月板損傷と診断されると、その後クラブから全治6か月であることが発表された。
公式戦復帰を果たしたのは約10か月後、今年3月14日のルヴァン杯第2節札幌戦で、後半17分からピッチに立った。その後は徐々に出場機会をつかみ、4月4日のルヴァン杯第3節甲府戦ではフル出場を果たすなど、J1リーグでは7試合(227分)、ルヴァン杯では3試合(208分)に出場し、トゥーロン国際大会に参加する森保ジャパンに初招集された。
森保一監督は小川について、「ケガから復帰して、チームの中で試合に出ているし、90分を通して試合に出ている」と話しながらも、「だけど、まだまだ本人のイメージと実際のプレーというところにギャップがあるところも見受けられるので、今回のトゥーロンの大会を通して、自分のイメージとプレーがマッチするようにしてほしい」と、ピッチ上で見せるプレーをイメージに近付けてほしいとの“注文”を出した。
約1年前、ウルグアイ戦で負傷した小川は、続くGL第3節U-20イタリア戦をスタンドから観戦。試合後には囲み取材に応じ、「U-20W杯も本当に大事な、自分の人生を賭けたいくらいの気持ちを入れていた」と悔しさを見せながらも、「でも、東京五輪が3年後にある。東京五輪で爆発できるように、この(離脱)期間を無駄にしない」と気持ちを切り替えて、前だけを見ようとしていた。大舞台のピッチに立つために――。負傷を癒した同世代の絶対エースが、東京五輪に向けて新たなスタートを切る。
(取材・文 折戸岳彦)●第46回トゥーロン国際大会2018特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
森保監督が漏らした「これが現実」の言葉の意味 五輪代表の“最強布陣”が実現困難な訳【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年5月5日 6時50分
-
森保監督に6月推薦「呼ぶべき&回避すべき選手」 三笘のポジションは「別の人材にチャンスを」【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年5月3日 6時10分
-
A代表6月シリーズ、五輪優先も大幅変更“回避”へ 冨安らも招集…森保監督が描く強化のビジョン【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年5月1日 8時34分
-
6月のW杯2次予選も主力中心のメンバー選考へ! 欧州視察終えた森保監督「可能な限り試していきたいが…」
ゲキサカ / 2024年4月30日 21時40分
-
「彼らを責めることはない」PK戦で力尽きパリ五輪行き逃した韓国、エース&監督退場の不運もコーチは海外組不在を嘆く「全体に影響した」
超ワールドサッカー / 2024年4月26日 12時15分
ランキング
-
1連敗の阪神・岡田監督「フォアボールが絡むよな、点が入る時に」木浪のライナー帰塁判断「そら難しいよ」
スポニチアネックス / 2024年5月4日 21時42分
-
2【マリーゴールド】ロッシー小川氏 ノアへの再参戦は「要望があれば、また来ますよ」
東スポWEB / 2024年5月5日 6時8分
-
3大谷翔平がまたポルシェ贈呈!しかし… もらった監督がお茶目に公開、米記者「おもちゃの車だ」
THE ANSWER / 2024年5月5日 9時44分
-
4【ボクシング】西田凌佑がプロ9戦目で世界王座を獲得 バンタム級世界王者は3人が日本人に
スポニチアネックス / 2024年5月4日 18時39分
-
5U―23大岩剛監督、OA枠活用かどうかは「本当にフラットな状態」…大会を通じて「選手たちが非常に成長」
スポーツ報知 / 2024年5月5日 0時49分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください