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EL決勝で2度も舞った“ピエロ・ダンス”…A・マドリーFWグリエーズマンが成し遂げたこと

ゲキサカ / 2018年5月17日 7時10分

“ピエロ・ダンス”を披露するA・マドリーFWアントワーヌ・グリエーズマン

[5.16 EL決勝 マルセイユ 0-3 A・マドリー]

 “ピエロ・ダンス”で話題を集めるストライカーがこの日、伝説をつくった。アトレティコ・マドリーFWアントワーヌ・グリエーズマンはUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝で2得点を記録し、6年ぶり3度目の優勝に大きく貢献。過去2度の優勝時も当時のエースが2点ずつ決めており、偉大なレジェンドに肩を並べる形となった。

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)グループリーグで3位になったため、ELには決勝トーナメントからの参戦となったA・マドリー。1回戦、2回戦、準々決勝、準決勝と全てのラウンドで得点を奪い続けてきたグリエーズマンは、この日もチームの攻撃を牽引して見せた。

 前半21分、マルセイユ守備陣の不用意なミスからMFガビのパスを受け、GKとの1対1を制して1点目。後半4分には、MFコケのスルーパスに反応し、後方から猛スピードで駆け抜け、チップキックで流し込んだ。終盤にもMFガビが1点を追加し、グリエーズマンにとっては初のタイトルを獲得した。

 現行EL初代王者となった09-10シーズンはFWフォルラン(傑志)が、2度目の制覇の11-12シーズンはFWラダメル・ファルカオ(モナコ)が決勝で2得点。27歳のフランス人ストライカーはこの日の2ゴールで、クラブのタイトルを導いた偉大な先人に並んだ。

 さらに欧州CL、ELの両方で2ゴールを記録したフランス人は初めて。グリエーズマンにとっても、欧州カップ戦での年間8ゴールは自身最多となった。データサイト『オプタ』はチーム得点のうち40%以上に関わっているとも指摘しており、まさにグリエーズマンの活躍あってのタイトル獲得だった。
●EL17-18特集

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