これで歴代トップタイに…“節目の一戦”で2得点、川崎F中村憲剛「だからサッカーはやめられない」
ゲキサカ / 2018年5月20日 19時19分
[5.20 J1第15節 川崎F 3-0 清水 等々力]
“BKB”からの“YMCA”――。ホーム2連敗中だった川崎フロンターレは16年目の大黒柱が嫌な流れを一掃した。鋭く落ちるFKで先制点を叩き込んだMF中村憲剛は、激しいプレスからダメ押しゴールも奪取。ド派手なゴールパフォーマンスを披露すると、等々力を埋めたサポーターのムードは最高潮に達した。
最初の見せ場は前半19分、MF大島僚太が獲得した直接FKでキッカーの位置についた。「壁が高かったので合わせようか迷ったんですけど、ボールを置いたら行けると思った。たまに起きるんですよ。“何か”が降りてきました」。自信を持って蹴り出したボールは壁の上を越え、ゴール右寄りに吸い込まれていった。
「壁を越えて入らなかったらGKが良かったということ」と割り切った中村に対し、空いたサイドに動いた清水エスパルスGK六反勇治はほとんど動けず。「あまりファウルをもらう人がいないので……」とFK練習の比重は低かったというが、「こういうこともありますよね」と満足の行く一撃だったようだ。
さらに2-0で迎えた後半12分、今度は今年38歳を迎えるとは思えないような高速プレスでゴールを陥れた。六反のパスを受けたMF河井陽介に走り寄ると、「背中を向けていたので、こっちに気付いてなかったと思う」とボールを奪取。「ループで狙おうと思った」という1本目のシュートは阻まれたが、こぼれ球を落ち着いてネットに沈めた。
ゴール後はサポーター席まで走り寄り、1点目でも披露した“BKB”ポーズを披露。「何の打ち合わせもしていなかったけど、しっかり合わせてくれた」とサポーターに感謝すると、続けて故・西城秀樹さんに向けた“YMCA”パフォーマンスを繰り出した。「俺が2点ですよ。取らせてくれたのかな」。クラブを盛り上げた功労者への思いをそう口にした。
中村にとってはこの日がJ1リーグ419試合目の出場。大卒Jリーガーでは藤田俊哉氏の記録に並び、歴代トップタイとなった。「自分は2点取れたし、まだまだやれるというのを見せたい。将来、彰悟(DF谷口彰悟)たちに抜かれるまで、しっかり続けていきたい」。そんな言葉を残した37歳は「だからサッカーはやめられない」と笑みを見せ、中断期間のトレーニングを見据えていた。
(取材・文 竹内達也)★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
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