GK転向1年半でプロ争奪戦の守護神へ。日本文理の190cmGK相澤ピーター・コアミは進化の最中
ゲキサカ / 2018年5月23日 7時37分
こう反省の言葉を口にした彼だが、プレーを見ていると着実に昨年より成長しているのは分かる。それはシュートストップと裏へのボールへの対応だ。シュートストップは元々彼のストロングポイントであったが、昨年はGKとしての経験が浅い分、PAを飛び出してのカバーリングだったり、ハイボールへの飛び出しは拙さが見られた。しかし、新潟U-18戦でも果敢にPAを飛び出してクリアしたり、ビルドアップに関わるなど、元フィールドプレーヤーらしい軽快なプレーが見られた。
「去年はシュートストップに必死でまったく飛び出すことが出来なかったんです。なので、今年は練習と練習試合で意識してやったら守備範囲が広がってきました。それは去年より間違いなく成長をしたと思います。コーチからは『まだ足りない』と言われているので、もっと意識してやりたいと思います」。
プリンスリーグ北信越はこれで一度中断し、チームは27日からインターハイ予選を戦う。プリンスリーグ北信越にも新潟の高体連チームは6チーム参戦(日本文理、新潟明訓高、帝京長岡高、開志学園JSC高、北越高、長岡向陵高)しており、全国的に見ても激戦区の一つに挙げられる。
「この大敗が(インターハイ予選)直前にあって良かったと思えるように戦いたい。去年のインターハイ、僕はメンバー外だったので、インターハイに出たい気持ちが強いです。ウチの山は初戦から気を抜けない戦いが続いて、開志学園JSCだったり、新潟明訓、帝京長岡などを下さないと全国の舞台に立てないので、全部倒すつもりで臨みたいと思います」。
自身が立てなかったインターハイ出場と、予選2連覇を目指して。進化の最中にある守護神のモチベーションは高い。
(取材・文 安藤隆人)●【特設】高校総体2018
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