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[MOM2510]京都橘MF篠永雄大(3年)_充実の動き見せるボランチ、チーム救うゴールも

ゲキサカ / 2018年5月23日 14時13分

後半15分、京都橘高MF篠永雄大主将が右足でゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.20 総体京都府予選準々決勝 大谷高 0-4 京都橘高 佐川亀岡G]

 “橘のリーダー”が今、充実のプレーを見せている。インターハイ京都府予選3連覇を狙う京都橘高は5バックを敷いた大谷高に対し、ボールを保持しながら連続攻撃。その中心にいたのがMF篠永雄大主将(3年)だった。

 中盤で非常に良くボールに絡み、それを出し入れして相手を動かしていたボランチは、スピードあるパスをサイドに振ってテンポを上げるなど状況を考えながらのプレー。そして1-0で迎えた後半15分には、前線のMF山田剛綺(3年)をサポートする形でボールを引き出すと、強烈な右足シュートでゴールを破った。

「前向きのサポートを意識してやっていて、山田のところに行ってチャンスだと思いました。シュートしか狙っていなかった。ファーにしようかと思ったんですけれども、ニアに蹴って、GKも見えていなかったと思います」

 ボールを動かすだけでなく、ゴールに絡むプレーを求める主将にとって納得のゴール。ただし、仕掛けのパスをインターセプトされるなどミスがあったことも確か。「テンポの部分は意識しているんですけれども、まだそこの精度が欠けていると思う。1タッチのところであったり、相手を引き寄せてだったり考えて、判断の速さを上げていきたいです」と課題改善を誓っていた。

 身長は160cm台前半と小柄だが、正確な技術とタフさ、そして評価の高いバランス感覚を持つ篠永は、将来を見据えてSBのテストもされていた。だが、篠永が中盤に入ることで生まれる安定感は大きく、チームはボランチ起用を継続。希望とするポジションで篠永はイキイキとプレーしている。

 その篠永について米澤一成監督も「ホンマに良くなった。ボールに絡む回数、質が良くなった」と目を細める。この日のプレーについても「苦しい時にやってくれた」とチームを救うプレーを評価。切り替えの速い守備も見せていたボランチをマン・オブ・ザ・マッチに推していた。

 篠永は「慌てず、周りを見て落ち着かせながら、チームを引っ張って結果にこだわりつつも自分の結果にもこだわっていきたいです」。より精度、判断のスピードを高め、強いリーダー、ボランチとして“京都の新名門校”京都橘を勝たせる。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2018

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