青山の分も、清武の分も…山口蛍が背負う“思い”
ゲキサカ / 2018年5月24日 21時39分
「前回は遠慮みたいなところも少なからずあったけど、今は若くもない。もっとしっかりしなくちゃいけない」。この日から日本代表合宿に合流したMF山口蛍(C大阪)が日本の力となるべく、言葉に力を込めた。
23歳で初出場した14年ブラジルW杯は、アジア予選を経験することなく本大会に挑み、グループリーグ全3試合に出場したが、1分2敗と打ちのめされて終わった。「今回は(W杯アジア)予選も戦ったので、そういう意味ではもっと責任感を持ってやらなくてはならない」と自覚は強い。
思いを強める出来事があった。代表合流初日に、ブラジルW杯のチームメイトであり、同じボランチのポジションであるMF青山敏弘(広島)が右膝痛のため離脱した。負傷したのは中断前最後のリーグ戦だった今月20日のJ1第15節広島対C大阪戦。C大阪が2-0でリーグ首位の広島に土をつけた試合だった。
熱戦のあとに青山と話したという山口は「試合では(青山が)普通にしていたので気づかなかった」と振り返りながら、「あの試合ではお互いに良い戦いができた。中盤もそうだし、トシくん(青山)も、全体としても良い試合だった。お互いに刺激し合ってW杯に行こうと話したので本当に残念な気持ちがある」と神妙な表情を浮かべた。
12年ロンドン五輪、14年ブラジルW杯でともにブルーのユニフォームに身を包んだC大阪のチームメイトであるMF清武弘嗣についても言及した。
「キヨくん(清武)は予選もしっかりやっていた、きついときも良いときも一緒に味わった仲間なので、そこの思いは本当にすごく強い。一緒にやっていかなくちゃいけないと思う」
27人が招集された日本代表は青山の離脱で26人となった。フィールドプレイヤーは23人で20人の枠を争うことになるが、山口に“競争”という意識はない。
「いつも言っているように、自分のやることをしっかり出したい。自分の力をしっかり出して最後に残れなかったら悔いはない。持っているものをしっかり出し切ることに尽きると思う」。人事を尽くすことに集中した。
(取材・文 矢内由美子)
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