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ユース取材ライター陣たちが推薦する総体予選注目の11傑vol.5

ゲキサカ / 2018年5月27日 8時16分

安藤氏が推薦するDF三國ケネディエブス(青森山田高3年)

特集企画「ユース取材ライター陣が推薦する『全国高校総体予選注目の11傑』」

 ゲキサカでは熱戦展開中の平成30年度全国高校総体「2018彩る感動 東海総体」サッカー競技(三重)都道府県予選の注目選手を大特集。「総体予選注目の11傑」と題し、ユース年代を主に取材するライター陣に総体予選注目の11選手を紹介してもらいます。第5回は“ユース教授”ことサッカージャーナリストの安藤隆人氏による11名です。

安藤隆人氏「全国各地で佳境に入って来た今年のインターハイ予選。四日市中央工、中京大中京、静岡学園が敗れるなど、今年も波乱が早くも生じている。そして、インターハイ予選11傑を今年も担当させてもらえるようになりました。今回は純粋に『個々の力』にフォーカスを当てて選んでみました。ルールとしては同じチームの選手を2人以上選ばないこと。これ以外の条件は無く、純粋に力のある選手を4-3-3のフォーメーションに当てはめて選んでみました」

以下、安藤氏が推薦する11名

GK相澤ピーター・コアミ(日本文理高3年)
「市立船橋高の田中悠也、東福岡高の松田亮と迷ったが、190cmの圧倒的な高さとシュートストップ、そして左足のキックの正確性に加え、まだGKを始めて1年ちょっとという短いキャリアでここまで頭角を現して来た凄まじいポテンシャルに期待したい。今年に入り、守備範囲が一気に広がり、裏へのカバーリングやビルドアップの点でもフィールドプレーヤー時代に培った感覚がいかんなく発揮されている。この4バックをハイラインにして、積極的なビルドアップを実現させてくれるはずだ」

DF中村拓海(東福岡高3年)
「左右どちらでもこなせる高性能サイドバックは、このフォーメーションでは左サイドバックに置きたい。このポジションはスペシャリストである京都橘高の高木大輝、広島皆実高の西原広太も考えたが、右サイドバックにどうしても福島隼斗(大津高)を置きたいと思ったのと、左右いずれにせよ中村だけは絶対に入れたいと考えた。それほど彼はサイドバックとしての能力と将来性がずば抜けて高い選手と言える。陸上選手のようにずば抜けたスプリントと上下動の連続を繰り返すが、『ただの槍』ではなく、戦況を見てボランチの位置まで入って多彩なパスでゲームをコントロール出来る。戦術的、技術的柔軟性の富んだサイドバックだ」

DF三國ケネディエブス(青森山田高3年)
「規格外のCBを選ばないわけにはいかないだろう。195cmの長身から繰り出される高い打点のヘッドはもちろん、これまでFWとCBを兼用して来たように戦術的理解度、対人能力も磨かれた。「裏への対応は自分の中でも凄く意識していて、『大きいから足下を狙われる』ということが無いように、ターンや予測、身体の向きなどは考えてやっています」。今年はCBとして固定され、彼の意識もFWではなく、CBとして一本化して行く覚悟が芽生えた。プロ入りはかなり濃厚と目されている逸材の更なる開花に期待したい」

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