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3バック導入を歓迎する長谷部「そんなに難しいトライではない」

ゲキサカ / 2018年5月27日 21時51分

2日連続で3バックの中央に入ったMF長谷部誠

 3バック導入を歓迎した。千葉県内で合宿中の日本代表は2日連続で3-4-2-1のシステムをテスト。前日26日の練習に続いて3バックの中央に入ったMF長谷部誠(フランクフルト)は「監督も完全に3バックでやると決めているわけではない。『トライしたい』ということで、それは選手も好意的に受け止めている」としたうえで、オプションとして「いろんな引き出しを持っていることは大事」と強調した。

 本大会まで1か月を切った中での新システム導入だが、「リスクはそんなに感じていない」と指摘。「4バックはやり慣れているし、3バックも真新しい感じではない。どちらかというと、そっちのほうが慣れてきた。そんなに難しいトライではない」と、所属するフランクフルトでも3バックのリベロを任されているキャプテンは頼もしい。

「クラブでやっているから個人的にはそんなに違和感ない。ただ、クラブと代表では周りの選手との兼ね合い、やり方が多少なりとも違う。今日も戦術練習をやって、そこを合わせていく作業をやっている。グラウンドでやることでいろんなシチュエーションが出るし、そこで合わせていくことが大事。ピッチ外でも選手同士、話しながらやっている」

 課題は明確になっている。「守備の部分ではあまり後ろで余り過ぎないことが大事と思っている。ラインを上げて(全体を)押し上げて、前の選手をフォローすることが大事」。3バックは守備時に両サイドが押し込まれ、5バック気味になるデメリットもある。「5バックにならず、ウイングバックの選手をできるだけ押し出したい。3バックがサイドにスライドして4バックになる形」と、理想形を語る。

 長谷部やDF吉田麻也、DF槙野智章という3バックのレギュラー候補3人はクラブでも馴染みのあるシステムだが、3バックの経験が浅い選手もいる。練習中には長谷部から「考えすぎるな!」という声が飛ぶ場面もあった。

「現代は3バックを取り入れているチームも多いし、やっている選手は多い。もちろん、やっていない選手もいるので、そういう選手とはコミュニケーションを取っていきたい。ピッチの上で考えて動いているようだと遅れる。オートマティックに動ける形にしないといけない。ピッチ内外でコミュニケーションを取っていきたい」

 3バックというオプションには「どちらかというと、チームでやっている感覚ではかなり攻撃的なイメージがある」と長谷部は言う。「攻撃では中盤に人数を割ける。縦に速い攻撃というのをやってきたけど、現代サッカーではそれは当たり前。それは継続しながら、中盤の数的優位を生かした崩しも加えていければ」と、バヒド・ハリルホジッチ前監督時代の良い部分は継承しつつ、日本の特性も生かした臨機応変なプレーを出していきたい考えだ。

 現時点ではオプションの一つという位置づけの3バックだが、30日のガーナ戦(日産ス)に向けても「今は3バックでチャレンジするのかなという感覚がある」という長谷部。「監督も言っているけど、フォーメーションにこだわらず、形にこだわるよりはフレキシブルにやっていこうと話している。その中で自分の役割は大きいと思う」と、コミュニケーションの中心になってチーム作りを推し進めていくつもりだ。

(取材・文 西山紘平)
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