憧れの存在はCB昌子源。履正社の強力CB水口が大一番で高さと強さ発揮
ゲキサカ / 2018年5月28日 23時31分
[5.27 総体大阪府予選決勝リーグ第1戦 履正社高 1-1 阪南大高 J-GREEN堺S1]
憧れの存在は、「前に行く推進力と絶対に負けない闘志がいい」という日本代表CB昌子源(鹿島)。履正社高の183cmCB水口湧斗(3年)がインターハイ予選の大一番で存在感あるプレーを見せた。
この日、マッチアップした相手は阪南大高の182cmFW椎悠輔。空中戦で強さを発揮し、前線の起点となる相手のキーマンだったが、「ヘディング競り合いなど絶対に負けないという自信がある。球際とか負けなかったです」という水口は自慢の高さを発揮して封じ込んで見せる。
履正社の平野直樹監督も「何もやらせなかった。ヘディングも強いし、1対1も負けていない」と評価するCBが高さと強さを発揮し、急遽3バックを導入したチームを後方から支えていた。だが、試合は終盤の失点によって1-1ドロー。本人は「最後の粘りというか、集中力がまだ足りひんかなと。(良いプレーをしても)失点してしまったので」と悔しがった。
昨年はインターハイ予選やプリンスリーグ関西で奮闘も、目標としていた選手権予選は足首の骨折のために欠場。リハビリを経て準決勝、決勝でベンチ入りしたものの、ピッチに立つことはできなかった。
それだけに「まだ全国大会に出場していないので出場という目標に向かって頑張ります」。ヘディングの競り合いや1対1の強さを武器とするCBは、全国のピッチに立ち、世代を代表するCB関川郁万(流通経済大柏高、鹿島内定)と「ヘディングで勝負したいです」という思いを持っている。そして、09年のインターハイで米子北高を初の決勝へ導き、飛躍を遂げた昌子のような活躍をして上へ。大阪の注目CBがインターハイ出場権を獲得し、全国で強力アタッカーや強力ヘディンガーを封じて名を上げる。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2018
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