[MOM2517]草津東MF森稜真(3年)_スーパーボレー含む2発!旧友たちの前で成長示す
ゲキサカ / 2018年6月1日 19時11分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.31 総体滋賀県予選準決勝 草津東高 2-0 野洲高 布引]
白星を大きく引き寄せる序盤の2発。草津東高の成長株、MF森稜真(3年)がチームを勝たせる仕事をした。
トップ下の位置で先発した森は前半12分、相手の小さなクリアをゴール正面で拾うと、右足シュートを左隅に決めて先制点。さらに19分には右SB平田侑暉(3年)のロングクロスにファーサイドで反応する。右足ダイレクトボレーで叩いたボールはゴール右隅にズドン。スーパーゴールに会場からはどよめきの声も上がっていた。
「2発目はああいう形は練習であったので、トラップするより打った方が可能性があると思った。来るかなと思って感覚で打ちました」と森。完全に“ノッた”森は後半もあわやのゴールを打ち続ける。ハットトリックとはならず、また普段に比べると運動量を増やせなかったことを反省した森だが、勝利に大きく貢献した。
昨年度の選手権は同学年のMF栗山高季や1学年下のFW渡邉颯太が先発出場。一方、森は登録メンバー入りこそしていたものの、ベンチ外に終わっている。だが、牛場哲郎監督も成長を認めているアタッカーは、「去年出られなかった悔しさはあったので、やってやろうと思っていました。颯太と高季にマークが厳しく行くと思ったので、自分が2人に負けないようにかかわっていかないといけない」という思いもぶつけて、この日は主役になった。
森はセゾンFC出身。対戦した野洲には中学時代のチームメートが4人先発していた。その相手に2ゴールの活躍。「友達もいっぱいいて。成長していることを見せられたので良かったです」という森が決勝でも成長を示す活躍を見せて、チームを勝利へ導く。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2018
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