バックパス狙ってた仙頭が先制点!京都が金沢の攻撃を1点に抑えて快勝
ゲキサカ / 2018年6月2日 21時15分
[6.2 J2第17節 金沢1-3京都 石川西部]
J2リーグは2日、第17節を行った。石川県西部緑地公園陸上競技場ではツエーゲン金沢と京都サンガF.C.が対戦し、3-1で京都が勝利した。
金沢が18位、京都が20位と下位に沈むチーム同士の一戦。互いに残留を争うライバルを下して、勝ち点3を奪いたいところ。押していたのは金沢だった。前半19分、自陣から出たロングパスに反応したMF加藤大樹が絶妙なトラップから裏へ抜け出し、PA左から左足シュートを放つが、外側のサイドネットに突き刺さった。
すると、京都がワンチャンスをいかして先制に成功する。前半22分、DF廣井友信の中途半端なバックパスを奪ったMF仙頭啓矢が右足シュートを沈め、1-0。試合を動かした。失点したが、攻撃の手を緩めない金沢は27分、左サイドをFW垣田裕暉が強引に突破。PA左からマイナスに折り返し、MF藤村慶太が右足で合わせたが、GK若原智哉に弾き出された。
1点ビハインドで後半を迎えた金沢は、FWマラニョンに代えてFW佐藤洸一を投入。5分、加藤のスルーパスに反応したMF清原翔平がPA左へ抜け出し、左足を振り抜く。しかし、これは相手DFのブロックに阻まれた。流れを変えたい京都は9分、FWレンゾ・ロペスに代えてFW大野耀平をピッチに送り込んだ。
一進一退の攻防が続く。後半25分、金沢はDF毛利駿也が右サイドからアーリークロスを供給すると、佐藤がヘディングシュートを放つが、クロスバーに弾かれてしまう。すると、京都は31分にPA左手前、ゴールから27メートルの地点でFKを獲得する。キッカーのDF石櫃洋祐が短くFWエスクデロ競飛王にパスを出し、エスクデロがボールを止めると、石櫃が右足ダイレクトシュート。GK白井裕人の逆を突き、ゴールネットを揺らした。
さらに京都は後半43分、仙頭の左CKから中央からニアに走り込んだ大野がヘディングシュート。右ポストを弾いたボールがGK白井に当たってゴールネットを揺らし、3-0と試合を決定づけた。45分にはMF小屋松知哉に代え、MF福岡慎平を投入。2種登録の福岡をトップチームデビューさせる余裕をみせた。
金沢は後半アディショナルタイム4分に佐藤が1点を返したが、反撃もここまで。試合は3-1で京都が勝利し、2試合ぶりの白星を飾った。一方の金沢は2連敗。4試合白星なし(1分3敗)となった。
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