横浜FC、戸島が逆転弾も逃げ切れず…ロティーナ退席の東京Vが土壇場でドローに持ち込む
ゲキサカ / 2018年6月3日 16時3分
[6.3 J2第17節 横浜FC 2-2 東京V ニッパツ]
J2リーグは3日、第17節2日目を行った。ニッパツ三ツ沢球技場では横浜FCと東京ヴェルディが対戦し、2-2で引き分けた。横浜FCは4試合無敗(2勝2分)、東京Vは6試合未勝利(2分4敗)となった。
プレーオフ圏内につける横浜FCは、5月26日の前節・京都戦から1人入れ替え、MF齋藤功佑に代えてMF渡邊一仁を起用した。対する下位に沈む東京Vは、前節・愛媛戦から3人を変更。DF田村直也とMF梶川諒太、FW佐藤優平がスターティングメンバーに名を連ねた。
立ち上がりから攻め込んだのは東京Vだった。前半2分、ペナルティーアーク内にこぼれたボールにFW藤本寛也が反応。思い切りよく左足を振り抜いたが、相手に当たってクロスバー上に外れた。それでも14分、MF渡辺皓太が中央を突破し、相手を引きつけてPA左へラストパス。佐藤優が右足ダイレクトで合わせ、GK辻周吾の手を弾いてゴールネットを揺らした。
さらに攻め込む東京Vは前半27分、MF梶川諒太がブレ球ミドルシュートを放つが、GK辻に弾かれてしまう。38分には、右サイドから渡辺がクロスを入れると、DFカルフィン・ヨン・ア・ピンの前のスペースに走り込んだFWドウグラス・ヴィエイラが頭で合わせる。しかし、わずかに枠を外れ、追加点とはならなかった。
後半は一転して横浜FCが試合の主導権を握る。5分、PA左へのロングパスをMF武田英二郎が頭で中央へ折り返し、MFレアンドロ・ドミンゲスがヘディングシュートを放つがゴール左。9分には右サイドからDF北爪健吾が正確なクロスを上げるが、FWイバのヘディングシュートはわずかに枠を外れた。
それでも、勢いよく攻め込んでいた横浜FCが同点に追いつく。後半12分、右CKからレアンドロが右足でゴール前に蹴り込むと、DFペ・スンジンがヘッド。右ポスト近くにいたMF佐藤謙介が頭で押し込み、試合を振り出しに戻した。さらに28分にFW戸島章を入れると、直後にPA左から野村が中央へ入れたボールを戸島が右足で押し込み、2-1。逆転に成功した。
まずは追いつきたい東京Vだが、度重なる主審への抗議によりロティーナ監督に退席処分。敗戦濃厚かと思われたが、後半アディショナルタイム5分にハーフェーライン付近からのロングパスをFW李栄直が頭で合わせると、GK辻の頭上を越えてゴールイン。東京Vが土壇場で追いつき、2-2で引き分けに持ち込んだ。
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