逸材“8頭身2mGK”が大学Lデビュー、法大GK中野小次郎「U-19代表に絡んでいきたい」
ゲキサカ / 2018年6月6日 20時12分
[6.3 関東大学リーグ1部第8節 法政大2-1桐蔭横浜大 味スタ西]
法政大の身長2mGK中野小次郎(2年=徳島ユース)が、関東大学リーグ戦デビューを飾った。法大は前節の早稲田大戦で5失点して大敗。変化を求めた長山一也監督は、中野の抜擢を決断した。
試合は前後1点ずつを決めて法政大がリードする展開。しかし後半33分、MFイサカ・ゼイン(3年=桐光学園)のミドルシュートに対して、中野のポジショニングの悪さからやや反応が遅れて失点。チームは勝利したが、悔しさも残るデビュー戦になった。
「緊張はあまりなかった。思い切ってやれたと思います。(自分の出来に点数をつけるとすれば)勝てたので平均点くらい。失点の場面は自分の身長だったら止めないといけない。自分の責任かなと思います」
特長は何と言っても身長。小顔で8頭身のモデル体型、200cmの長身はチームメイトと並んでも文字通り頭一つ抜けている。バスケットボールをしていた父親は身長187cm、さらに競技スキーをやっていた母親も身長170cmと、才能を余すことなく受け継いだ。現在高校1年生の妹も身長は172cmあるという。
「小学校の時は163cmで学年でも真ん中くらいでした。中学で30cm弱伸びて、高校でも10cmくらい伸びました。今も少し伸びていて、去年は199cmで登録していましたが、今年から200cmにしています」
徳島県出身の中野。「バスケは自分の小学校にバスケ部がなかった。あとは田舎なので野球かサッカーしか選択肢がなかった」ことで、小学校からサッカー一筋でやってきた。
GKコーチがいる環境を重視して、中学に上がると同時に徳島ヴォルティスの下部組織に入団。ユース時代の2016年にはトップチームに2種登録されるまでに成長。17年にはU-18日本代表に選出。今年1月にもU-19日本代表に選ばれ、スペイン遠征を経験した。
体格を生かしたハイボールの処理に絶対的な自信を持つ中野だが、現代サッカーにおけるGKに必須となっている足元に技術には課題を残している。この日は左足から放たれるフィードに安定感はあったが、「普段はミスをすることが多い。流れを自分で変えてしまうことがある」と自覚するところだ。
東京五輪を目指すU-21日本代表ではGK小島亨介(早稲田大)、GKオビ・パウエル・オビンナ(流通経済大)、GK阿部航斗(筑波大)が守護神争いをするなど、アンダー代表のGKは逸材が多い大学生が重宝されている。実戦機会の多いことも理由の一つだが、代表を目指した場合、大学生にとってはチャンスが多いポジションでもある。
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