[関東]強い早稲田が復活、3連勝で首位快走!主将FW岡田は“4分間ハット”で得点ランクトップに浮上
ゲキサカ / 2018年6月9日 22時22分
[6.9 関東大学リーグ1部第9節 早稲田大4-0国士舘大 たつのこ]
関東大学リーグ1部第9節1日目が9日に行われ、たつのこフィールドの第1試合では、首位の早稲田大が国士舘大に4-0で快勝した。3連勝の早大は勝ち点を22に伸ばして、10日に試合を残す2位の専修大との勝ち点差を暫定で7とした。
わずか4分間の圧巻プレーだった。3試合連続でベンチスタートとなったFW岡田優希(4年=川崎U-18)は、スコアレスで折り返した後半開始から出場。するとまずは後半12分、高い位置で相手からボールを奪うと、ドリブルでエリア内に侵入。GKをかわして先制点を決める。
続く後半13分のプレーではMF相馬勇紀(4年=三菱養和SCユース)のロングスローに反応すると、ループシュートでゴールネットを揺らす。トドメは同15分、またも相馬のスローインからチャンスを作ると、FW梁賢柱(2年=東京朝鮮高)がシュート。そのこぼれ球を岡田が押し込んで、ハットトリックを達成した。
早大は後半33分にも梁に得点が生まれ、途中出場の2人の活躍によって勝ち点3を積み上げた。
ここ数試合は岡田の途中出場によって早大のスイッチが入る好循環が生まれている。岡田自身は昨年も同様の使われ方が多かったことがあり、納得した上でフォアザチームに徹している。「前半は守って、しっかりブロックを作ってカウンター。後半に相手がジレてきたところで攻勢を仕掛けるという流れがある。前半は仲間を信頼して、後半は自分が結果出すように心がけています」と冷静な分析。
さらにハットトリックによって今季の得点数を8に伸ばしたことで、この日は残念ながら負傷で欠場したチームメイトのFW武田太一(3年=G大阪ユース)をかわして得点ランキングトップに浮上した。しかしこれについても、「得点王を目指してはいるけど、第一には考えていません。今年はキャプテンをやっているので、常にチームのことを考えています」と言い切った。
「2部から上がってどうなのかというのは周りに言われましたけど、そこはあまり心配していなかった。自分たちの力を冷静に分析すれば戦えると思っていたし、自分たちの力があるから今、1位にいると思う。自分たちの力が凄いとか、早稲田が強いというより、そこを客観的にやっているだけ。その姿勢だけはブレずにやっていきたいなと思います」
おごることなく、一戦一戦。シーズン前に『強い早稲田の復活を』と誓った主将が、首位を快走するチームをけん引している。
(取材・文 児玉幸洋)★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
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