イランが土壇場OGでW杯20年ぶり勝利!!アジア勢としても“日本以来”8年ぶり
ゲキサカ / 2018年6月16日 2時59分
[6.15 ロシアW杯B組 モロッコ0-1イラン サンクトペテルブルク]
ロシアW杯のグループB第1節が15日に行われ、イラン代表はモロッコ代表と対戦し、終了間際のオウンゴールで1-0の勝利を収めた。イランにとっては1998年フランス大会以来、20年ぶりのW杯勝利。また、アジア勢としても2010年南アフリカ大会で日本がグループリーグでデンマークを破って以来、8年ぶりとなった。第2節は20日に開催され、モロッコはポルトガル、イランはスペインと対決する。
両チームとも勝ち点3を狙い、開始から球際の激しい展開となった。スピーディーな攻撃でペースを握ったモロッコは前半2分にMFアミーヌ・アリのオープニングシュートでゴールを脅かすが、先制とはならず。
前半19分にはFKから混戦となり、立て続けのシュートから最後はDFメフディ・ベナティアが左足で押し込もうとする。しかし、GKアリレザ・ベイランバンドに至近距離でブロックされ、好機を生かせない。
モロッコの対応に慣れてきたイランも徐々に反撃。前半20分、カウンターからドリブルで攻め上がったFWサルダル・アズムンが左のFWカリム・アンサリファルドにつなぎ、アンサリファルドがPA内左から左足でシュートを放つが、当たり損ねとなってゴールは奪えず。
前半43分には再びカウンターからアズムンが持ち込み、右足でシュート。GKムニルに防がれ、こぼれ球に反応したMFアミーヌ・アリもフィニッシュを試みるが、決め切れずに0-0で折り返した。
後半も互いに激しく集中した戦いを見せ、拮抗した時間が続く。モロッコは後半17分に右CKを獲得し、キッカーのMFムバラク・ブスファが右足でクロス。GKベイランバンドが飛び出してパンチングで弾くと、そこからイランが速攻を仕掛けるが、モロッコも帰陣が速く、チャンスには至らない。
均衡状態が続く中、モロッコは後半31分にMFノルディン・アムラバトがアクシデントにより兄弟のMFソフィアン・アムラバトと交代。相手との接触プレー後、足元がふらついて脳震盪のような症状が見られた。また、イランも同34分、スライディングした際に右脇腹を痛めたMFオミド・エブラヒミがDFマジド・ホセイニとの交代を余儀なくされる。
後半40分にはイランのFWアリレザ・ジャハンバクシュが足をつってFWサマン・ゴッドスと交代。消耗戦の様相を呈し、そのままスコアレスで終わるかに思われたが、同アディショナルタイム5分に意外な形で均衡が敗れた。
イランが左サイドでFKを獲得すると、キッカーのDFエフサン・ハジサフィが左足で鋭いクロス。ニアのモロッコFWアジズ・ブハドゥズがダイビングヘッドでクリアにいったボールがネットに突き刺さり、土壇場で先制に成功。そのまま逃げ切ったイランが1-0で白星スタートを切った。
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