[MOM2549]三浦学苑GK浅岡琉星(3年)_這い上がったGKが再び好セーブ連発
ゲキサカ / 2018年6月17日 7時56分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.16 総体神奈川県予選準決勝 三浦学苑高 2-1 東海大相模高 等々力]
10人以上のGKが争うという三浦学苑高のGKのポジション。春まではGK榎本幸輝(3年)の控えに回っていたGK浅岡琉星(3年)が、主役級の活躍を見せてチームを6年ぶりとなる全国へ導いた。
準々決勝ではPK戦でシュート2本をストップ。そしてこの日もファインセーブを連発した。前半34分には東海大相模高の甲府内定MF中山陸(3年)の右足FKを横っ飛びでセーブ。後半にはゴール至近距離から左DF千島蒼生(3年)に決定的なシュート2本を浴びたが、「練習でも体で止めるという練習、手を使わずに止める練習をしている」という浅岡はいずれも身体に当てて阻止した。
PKによる1失点こそしたものの、枝村隼人監督も「チームの強みになる。チームとして、勝利を手繰り寄せる要因になっている」と頷く活躍だ。ビッグセーブで乗った浅岡はクロス、セットプレーでミスなく対応し、勝利の立て役者の一人に。控えだった期間、「謙虚にやるしかないな」と努力を続け、関東大会予選後のリーグ戦など与えられたチャンスをものにしたGKが大一番でも再び輝いた。
試合後、チームメートたちから「『ナイス、GK』と言われて嬉しかったです」とはにかんだ守護神は切り替えて、全国大会までの練習、試合でアピールを続けてポジションを守る。そして、全国では「失点数にこだわって、自分の良さの声、セービングを活かして一本一本勝ちに行きたいです」。泥臭くゴールを守るGKが好きという丸刈りの守護神が、全国でも好守で三浦学苑に白星をもたらす。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2018
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