[プレビュー]よみがえる“9年前”の記憶…ブラジルのリベンジか、スイスが返り討ちか

ブラジル対スイスは日本時間17日の27時キックオフ

[6.17 ロシアW杯E組 ブラジル(日本時間17日27:00)スイス ロストフ・ナ・ドヌ]

　FIFAランキングは2位のブラジル代表に対し、スイス代表は6位。グループEにおける事実上の頂上決戦だ。

　両国の中核を担う選手たちは、2009年のU-17W杯でも対戦している。日本も同居したグループの最終節で激突し、スイスが1-0で勝利。敗れたブラジルがグループリーグ敗退の憂き目に遭った一方、スイスはその勢いのまま開催国のナイジェリアを破って初優勝を果たした。

　当時を知る選手として、ブラジルはGKアリソン・ベッカー(ローマ)、MFカゼミーロ(R・マドリー)、MFコウチーニョ(バルセロナ)、FWネイマール(パリSG)の4人、スイスはDFリカルド・ロドリゲス(ミラン)、MFグラニト・ジャカ(アーセナル)、FWハリス・セフェロビッチ(ベンフィカ)の3人がロシアW杯のメンバーに選ばれている。

　7人の選手は全て1992年生まれ。ブラジルのアリソンは国際サッカー連盟(FIFA)の公式サイトを通じて「私たちは一緒に成長し、お互いに意識していた」とライバル関係を認める。

　9年の月日を経て、両国の選手たちはキャリアで大きな差がついた。チームの総合力を考えれば、今回の戦いはブラジルが圧倒的に優位なのは間違いないが、スイスにもつけ入る隙は十分にある。2014年大会の雪辱を誓うサッカー王国は優勝に焦点を定めており、初戦はまだエンジンがかかる前の状態。ジャカが中盤でゲームを作り、U-17W杯で得点王に輝いたセフェロビッチがワンチャンスを生かせるか。

■FIFAランキング
ブラジル 2位
スイス 6位

■対戦成績
ブラジル 3勝3分2敗

■テレビ中継
NHK
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