「とてもポジティブだ」 VAR担当者は導入に手応え、ラフプレーの減少も指摘
ゲキサカ / 2018年6月22日 10時56分
サッカーのルールを定める国際サッカー評議会(IFAB)でテクニカルディレクターを務めるデイビッド・エルレー氏が、イギリス国営放送『BBC』の取材に応えた。これまでのビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)介入事例について、自身の所見を述べている。
VARはロシアW杯から新たに導入された審判システム。ビデオモニターを見ながら試合を追いかけるVARが、主審の判断が誤っている場合に介入を行うものだ。グループリーグ第1節を終えて、合計4回の介入が行われており、3つのPK判定が下されている。(詳しくはこちら)
IFABでVARの訓練に携わっているエルレー氏は「とてもポジティブ」と現状を好評価。試合のテンポを損なう可能性があるため、大会前から根強い懐疑論が投げかけられていたが、「最初の17試合で5試合しか介入が行われておらず、3試合に1試合という世界標準の数値を達成している」と一定の手応えを感じているようだ。
エルレー氏はこれまでのVAR介入が全て「正当なものだった」と捉えている様子。PK判定が下されたフランス対オーストラリア、ペルー対デンマーク、スウェーデン対韓国の3試合は、いずれも1点差ゲーム。試合の行方を左右する判定が行われており、「最小限の干渉で最大限の利益」という哲学を体現できているという。
また、グループリーグ第1節の全16試合で提示されたレッドカードは、日本対コロンビア戦の1枚のみだった。「選手の行動が素晴らしい。イエローカードも少なく、審判の混乱もあまり見られていない」と述べ、ラフプレーの減少にもVARの効用があると見ているようだ。
一方、記事では「一貫性がない」「W杯にはふさわしくない」という批判を紹介し、グループリーグ第1節の16試合と第2節1試合目の合計17試合で、10回のPK判定が下されていることを指摘。過去のW杯記録は大会を通じて18回だったため、その数を上回ることを確実視している。
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