光ったピッチでの分析力、柴崎「そこが狙い目と思って切り替えた」
ゲキサカ / 2018年6月25日 8時2分
[6.24 ロシアW杯グループリーグ第2節 日本2-2セネガル エカテリンブルク]
試合を重ねるごとにスケールアップする姿を披露している。19日のコロンビア戦(2-1)に続いてダブルボランチの一角として先発した日本代表MF柴崎岳(ヘタフェ)が中盤を見事に支配し、勝ち点1獲得に大きく貢献した。前半11分という早い時間帯の失点にも浮き足立つことなく、次々と攻撃の形をつくり出したのは、紛れもなく柴崎だった。
ピッチでの分析力が光った。チーム内では中盤でワンタッチパスをつないで崩す狙いを持っていたが、前半18分に柴崎がDFラインの裏を狙うロングボールを出したところ、相手の対応がぎこちないことに気づいた。
「裏に配球するボールへの対応が予想以上に良くなかった。個人的にそこが狙い目かと思って切り替えた」。それが見事にハマった。1点ビハインドで迎えた前半34分、センターサークル付近から柴崎が蹴ったロングボールが起点となり、MF乾貴士の同点弾につながった。
後半も戦況を見て効果的な攻撃を選択した。「タイミングが合えば前線に行くことは狙っていた」という後半16分、右サイドの深い位置まで進入し、MF原口元気のパスを受けてクロス。ゴール前に飛び込んだFW大迫勇也にはわずかに合わなかったが、決定的なシーンだった。
「あまり見えてはいなかったが、大迫選手がそこを狙っているのは分かった。うまくクロスを上げることができた」。手応えのある崩しだった。
初戦のコロンビア戦は緊張したというが、セネガル戦は「初戦と同じ、もしくはちょっと違った緊張感。グループリーグ突破という緊張感を受けながらのプレーだった」という。これも感覚を研ぎ澄ませる要因のようだ。
「勝てるゲームだった」と口惜しさもあったが、それは決勝トーナメント進出の懸かるポーランド戦で果たせばいい。背番号7は覚醒の階段を駆け上がっている。
(取材・文 矢内由美子)
★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2018W杯ロシア大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2018W杯ロシア大会日程&TV放送
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
日本代表がW杯最終予選2連勝! 鬼門・中東アウェーでバーレーンに5発快勝…守田が2ゴールの活躍
FOOTBALL ZONE / 2024年9月11日 2時53分
-
遠藤、三笘、南野2発!伊東復活弾に20歳DF高井デビュー! 森保Jが中国に7-0完勝、”鬼門”W杯最終予選初戦で3大会ぶり白星
ゲキサカ / 2024年9月9日 19時14分
-
日本代表で「最も伸びている1人」 OB絶賛した森保J成長の要因…中国戦出場16選手採点
FOOTBALL ZONE / 2024年9月6日 10時50分
-
貫禄2ゴールの南野拓実「前半から狙っていた」三笘・上田との関係性
ゲキサカ / 2024年9月6日 1時44分
-
ヤングなでしこが「優勝候補であることを力強く宣言」 女子W杯初戦、7-0大勝発進にFIFA称賛
FOOTBALL ZONE / 2024年9月3日 12時40分
ランキング
-
1パドレスのダルビッシュ有が日本人初の通算2000奪三振「1番確実にアウト取れる方法。すごく大事」
スポーツ報知 / 2024年9月23日 8時25分
-
2日本に大量失点「恥ずかしくないのか?」 中国が不満爆発…協会と指揮官の思惑に海外注目
FOOTBALL ZONE / 2024年9月23日 12時20分
-
3大谷翔平が土壇場9回に53号ソロで「53―55」 2戦ぶりアーチ、4戦5発の量産体制…サヨナラ勝ち呼び込む
スポーツ報知 / 2024年9月23日 8時2分
-
44試合で「打率.778、5HR、13打点、OPS2.522」の衝撃 無双する大谷翔平に「これがたった2.8億円…」の声
THE ANSWER / 2024年9月23日 10時45分
-
5通算195発マンシー、脇腹痛でスタメン外に 前夜の守備中に負傷…ロバーツ監督が明言
Full-Count / 2024年9月23日 3時58分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください