豪州の勝てばの希望を打ち砕く…敗退済ペルーが意地の40年ぶりW杯勝利

ペルーは主将FWパオロ・ゲレーロの1ゴール1アシストでW杯40年ぶり勝利を飾った

[6.26 ロシアW杯C組 オーストラリア0-2ペルー ソチ]

　オーストラリアの希望は完膚なきまでに打ち砕かれた。26日、グループCの最終節が行われ、オーストラリア代表はすでに敗退が決まっているペルー代表に0-2で敗れた。決勝トーナメントに進むためには勝って望みをつなげるしかなかったが、2大会連続の大会未勝利、グループ最下位で今大会を去ることになった。

　試合は前半18分にDFラインの裏へのロングボールで抜け出したFWパオロ・ゲレーロが、キープから右サイドにクロスを送る。これに走り込んだFWアンドレ・カリージョが豪快なボレーで合わせて、ペルーが先制に成功。ペルーは今大会待望の初得点になった。

　さらにペルーは後半5分、左サイドを抜け出したMFクリスティアン・クエバが中に折り返すと、相手に当たって跳ね上がる。しかしこれをゲレーロがボレーで押し込むと、DFマーク・ミリガンに当たってゴールイン。前がかりになりかけたオーストラリアの希望を打ち砕いた。

　オーストラリアは後半8分から“レジェンド”FWティム・ケーヒルを投入。スタジアムに詰めかけた豪州サポーターも大いに盛り上がるが、流れは変わらない。ベルト・ファン・マルバイク監督も同27分までに交代カードを使い切って勝負に出るが、反撃の1点を奪うことは出来なかった。

　グループCはフランスが首位、デンマークが2位で決勝トーナメントに進むことが決定。それぞれグループDの勝ち上がりチームと対戦する。

　また1978年アルゼンチンW杯以来、40年ぶりの勝利を挙げたペルーが3位で終戦。オーストラリアは1分2敗、2大会連続の未勝利で戦いを終えている。
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