ドイツ敗退の衝撃は西野Jにも…香川「これがW杯」
ゲキサカ / 2018年6月28日 2時45分
28日のポーランド戦に向けた公式練習を終えた日本代表の選手たちはテレビ画面に釘付けになった。カザンで行われたF組最終節。前回王者のドイツが後半アディショナルタイムの2失点で韓国に敗れ、グループリーグで姿を消す光景が映し出されていた。
試合終了から数分後、日本の選手たちが取材エリアに現れた。ブンデスリーガでプレーするMF香川真司(ドルトムント)は「最後は見ていました」と明かし、「(チームメイトの)マルコ・ロイスもいるので、(対戦を)非常に楽しみにしていた。彼もずっとケガをしていて、苦労していたのを少なからず見ていたので」と、寂しそうな表情を見せた。
これで3大会連続で前回大会の優勝国がグループリーグで敗退することになった。「もっと勝ち上がってほしかったけど、これがW杯というか、難しさなのかなと」。香川は同時に「韓国も、敗退がほぼ決まりかけていた中でああいう姿勢を見せるというのは、少なからず僕たちも刺激を受ける」と指摘。開幕2連敗で自力でのグループリーグ突破が消滅し、2点差以上での勝利が絶対条件で、かつ他会場の結果次第という崖っ縁の状況の中、前回王者を2点差で破ったアジアのライバルを率直に称えた。
DF植田直通(鹿島)も「ドイツを見て、明日は我が身だと思った」と表情を引き締めた。「自分たちも(グループリーグ突破が)決まっているわけではない。油断したらああいうふうになると思うので気を引き締めたい」。DF昌子源(鹿島)は「前回王者が(敗退する)、ということで何があるか分からない。僕らもそういうことがないよう、必ず勝ち点3を取りたい」と、W杯の怖さを感じ取っている。
25日のB組最終節でも、開幕2連敗ですでにグループリーグ敗退の決まっていたモロッコがスペインを苦しめ、2-2で引き分けた。後半アディショナルタイムの失点で追いつかれるまでは大金星も目前だった。「韓国も何かしてやろうという気持ちがあったから、こういう結果になったと思う。昨日もモロッコがそうだった」。日本が対戦するポーランドも開幕2連敗でグループリーグ敗退が決定。失うものがないチームと対戦する難しさは、他の試合が証明している。
一方で昌子は別の見方も。「アジアと欧州でくくると、アジアが欧州に勝っている。僕らもアジア。アジアが欧州に挑んで勝つというのは、アジアにとってすごく良いことだと思う」と、韓国の勝利を同じアジア勢としてプラスにも捉えていた。
(取材・文 西山紘平)
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