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スイス、結果的に“狙い通りのドロー”で2位通過!コスタリカは2発で一矢報いる

ゲキサカ / 2018年6月28日 5時43分

スイスはコスタリカと引き分けたが、2位でグループリーグ突破

[6.27 W杯E組第3節 スイス2-2コスタリカ ニジニ・ノブゴロド]

 ロシアW杯は27日、グループリーグ第3節3日目を行った。E組のスイス代表はコスタリカ代表と対戦し、2-2でドロー。他会場の結果から2位通過が決まった。なお、7月3日に行われる決勝トーナメント1回戦でスイスはスウェーデン代表と戦う。

 前節セルビアに苦戦しながらもMFグラニト・ジャカとMFシェルダン・シャキリのゴールで辛くも勝利したスイス。この2人とDFステファン・リヒトシュタイナーに出場停止処分の可能性があったが、罰金処分にとどまり、中心選手の欠場は回避した。前節からは2人を変更。FWブレール・エンボロとFWマリオ・ガブラノビッチを先発起用した。一方のコスタリカは2連敗でグループリーグ敗退。前節ブラジル戦から3人を入れ替え、DFケンダル・ワストンとMFダニエル・コリンドレス、FWジョエル・キャンベルがスタメンに名を連ねた。

 引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まるスイスだが、開始から硬さが見られ、消極的なプレーが目立つ。今大会初勝利&初ゴールを目指すコスタリカは前半6分、左サイドからDFブライアン・オビエドがクロスを上げると、中央でフリーとなっていたMFセルソ・ボルヘスがヘディングシュート。しかし、GKヤン・ゾマーの手を弾いて左ポストをかすめた。さらに10分、PA左角あたりからMFダニエル・コリンドレスが右足を振り抜くが、惜しくもクロスバーを叩いた。

 なかなか動きの硬さが取れないスイス。それでも試合を動かしたのはスイスだった。前半31分、シャキリが右サイドに展開したボールをリヒトシュタイナーがセンタリング。エンボロが頭で落としたボールをMFブレリム・ジェマイリが右足シュートを突き刺し、先制に成功した。これで落ち着きを取り戻したスイスは、追加点こそ奪えなかったが1-0のまま前半を終えた。

 意地をみせたいコスタリカは後半3分に決定機。右サイド高い位置でボールを奪ってボルヘスがクロスを上げると、ワストンがスルー。キャンベルが右足ボレーを放つが、惜しくも枠を外してしまう。それでも11分、左CKからキッカーのキャンベルが左足でゴール前に蹴り込み、相手との駆け引きでマークをはがしたワストンがヘディングシュートをゴール左に沈め、1-1。今大会初ゴールを記録し、試合を振り出しに戻した。

 他会場ではスイスと勝ち点4で並ぶブラジルが、勝ち点3のセルビアに1-0で勝っているため、スイスとしては引き分けでも突破が決まる状況。後半15分、MFバロン・ベーラミに代えてMFデニス・ザカリアを投入すると、自陣でブロックを形成して守備に重きを置いて、勝ち点1死守にシフトした。さらに24分には、FWマリオ・ガブラノビッチを下げてFWヨシップ・ドルミッチを入れた。

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