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主力温存の注目マッチ…ヤヌザイV弾でベルギーがイングランド撃破!首位通過を決める

ゲキサカ / 2018年6月29日 4時51分

決勝点を決めたアドナン・ヤヌザイ

[6.28 W杯G組第3節 イングランド0-1ベルギー カリーニングラード]

 ロシアW杯は28日、グループリーグ第3節4日目を行った。G組はすでに決勝トーナメント進出を決めているイングランド代表とベルギー代表が対戦。FWアドナン・ヤヌザイの決勝点により、ベルギーが1-0で勝った。この結果、ベルギーの首位通過が決定。決勝トーナメント進出では、ベルギーが7月2日に日本代表、イングランドが同3日にコロンビア代表と戦う。

 ともに勝ち点6、得失点差+6、総得点8で並ぶグループリーグ最後にして最大の注目カード。互いに決勝トーナメント進出を決めているため、メンバーを大幅に変更した。フェアプレーポイントで優位に立つイングランドは、GKジョーダン・ピックフォードとDFジョン・ストーンズ、MFルベン・ロフタス・チークを除く8人を変更。ベルギーはGKティボー・クルトワとDFデドリック・ボヤタを除く9人を入れ替えた。

 グループHを2位通過した日本代表と戦う相手が決まる一戦。首位通過して決勝トーナメント1回戦で日本と対戦した場合、勝ってもベスト8でブラジルとの対戦が濃厚。2位通過だと、決勝トーナメント1回戦でコロンビアと対戦することになるが、その後はスペインを除けばヨーロッパ中堅国と比較的楽な顔ぶれとなっている。そのため、2位狙いの消極的な試合になることが予想されたが、そうはならなかった。

 立ち上がりからチャンスを作ったのはベルギーだった。前半6分、MFナセル・シャドリのパスを受けたMFユーリ・ティーレマンスがPA右手前から右足を一閃。無回転のシュートが枠を捉えたが、GKピックフォードに止められる。10分には、PA右からFWアドナン・ヤヌザイがクロスを上げると、MFマルアン・フェライニが中央に落とし、混戦からFWミヒー・バチュアイがシュートを放つ。しかし、ライン上でDFガリー・ケーヒルにクリアされた。

 ボールポゼッション率、パス本数で上回るイングランドだが、なかなかシュートまで持ち込むことができない。前半34分、19歳でW杯メンバー入りを果たしたDFトレント・アレクサンダー・アーノルドの左CKからニアに走り込んだロフタス・チークが頭で合わせたが枠を捉えきれず、前半をスコアレスで終えた。

 イングランドはハーフタイムでストーンズを下げ、DFハリー・マグワイアを投入。しかし、試合を動かしたのはベルギーだった。6分、PA右脇でティーレマンスのパスを受けたヤヌザイが、細かいタッチでDFダニー・ローズをかわして左足一閃。鮮やかなシュートがゴールネットを揺らし、先制に成功した。ヤヌザイはA代表9試合目で初ゴールとなった。

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