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「批判は仙豆」という“超サイヤ人”長友「ベルギー戦で見返したい」

ゲキサカ / 2018年6月30日 5時18分

批判を力に変えるDF長友佑都

 ポーランド戦の終盤、0-1で負けていながら後ろでボールを回した日本代表は今、多方面から批判を浴びている。グループリーグ突破のためという“大義名分”はあるにせよ、DF長友佑都(ガラタサライ)の胸には「プロサッカー選手として、見ているサポーターのみなさんや応援してくれている人に、もどかしい思いをさせてしまい、申し訳ないという気持ちがある」との思いがあった。

 ポーランド戦から一夜明けて取材に応じた長友は、神妙な顔を浮かべていた。ただ、譲れない思いがそれを上回っているのも事実だ。「僕らはブラジルW杯で負けて、あれだけ悔しい思いをしてきた。この4年間、どれだけのものをこのロシアW杯に懸けてきたか。どれだけのエネルギーを懸けて、どれだけの覚悟でやってきたかを少しでも理解していただけたらありがたい」と、ファン・サポーターに届けとばかりに胸の内を口にした。

 決勝トーナメント1回戦の相手はFIFAランキング3位のベルギーに決まった。昨年11月の対戦では0-1と敗れはしたが、攻守ともある程度は手応えをつかめた内容だった。しかし、それから7か月。「ベルギーは今、調子がすごくいい。(昨年11月の)親善試合のときはやっていてチグハグしたものも感じたけど、今はチームとしてレベルアップしている」。警戒心は強まっている。

 その中で長友の中には新たにつかんだエネルギーがあるという。ポーランド戦での日本の戦略に対する批判をバネにするという気持ちだ。ベースキャンプ地のカザンに戻ってきて行われたミーティング。長友によると、「監督はベスト16に進んだにも関わらず素直に喜べない状況をつくったことを、申し訳ないと言っていた」という。

 しかし、長友は言う。「選手としては西野さんのおかげでこの舞台(決勝トーナメント)に立っていると思っている。感謝しかない」。逆風が吹いていることを肌で感じているからこその思いがある。「世界からも日本からも批判があったと思うので、ベルギー戦で結果を残して見返すという強い気持ちがある。批判は“仙豆”ですから」。スーパーサイヤ人の表情はますます力強くなっていた。

(取材・文 矢内由美子)
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