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[MOM2566]福岡U-18MF北島祐二(3年)_「鳥栖はあんなに注目されているのに…」 歴史を変えた10番の意地

ゲキサカ / 2018年7月28日 18時45分

「最近はドリブルが調子よくなかったんですが、前のFC東京戦くらいからボールタッチがよくなってきた。自分の感覚を出せている」と北島。藤崎義孝監督にとっても「ウチの武器はあそこしかないくらい。『相手に読まれたとしてもどんどん行き切れ』と伝えています」と信頼どおりのプレーだった。

 その後は引いてボールを受けたり、裏に抜けようとしたりする動きで相手に的を絞らせず。「FWをやっていた時に、裏抜けや相手との駆け引き、チェックを外す部分を意識していた。そこをサイドでも生かせるようになればもっといい」。中学時代はサイドハーフでプレーしていたが、高校に入ってからしばらくは2トップの一角を担当。そうして広げたプレーの幅が再びサイドハーフに戻ってからも生きているようだ。

 そして後半7分にも、相手のハンドリングで獲得したPKを蹴り、大きな追加点となる2点目を記録。終盤には時間をうまく使うようなプレーを見せ、チームはカウンターから決定的な3点目を奪取し、3得点の完勝で史上初の全国大会準決勝進出を決めた。「早い時間に得点して、後半入りで追加点が取れて、みんなで守ってカウンターもできた。流れとしては完璧だった」。

 隣のピッチで試合をしていた鳥栖は2-3で逆転負けを喫し、「決勝で鳥栖とやりたい」という希望は実現しなかった。それでも「目標のベスト4を達成できた。全国の緊迫した試合でどれだけできるかを示そうと思っていた」と結果でライバルを上回り、評価をひっくり返すことには成功したと言えるだろう。

 そうなれば、次からは九州を背負って戦うだけだ。「九州のチームだから下に見られることもあるけど、団結力、諦めない気持ちは絶対に負けない。みんなで一つになればやれると思う。僕たちのために関東、関西、福岡から、たくさんのサポーターが応援に来てくれている。そんな人たちのためにも結果を出して、アビスパユースの名を広めたい」。勢いに乗る“若蜂軍団”の10番はたしかに頂点を見据えている。

(取材・文 竹内達也)●第42回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会特集ページ

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