横浜FMが直面するジレンマ「その分、攻撃の迫力が…」
ゲキサカ / 2018年8月19日 22時21分
[8.19 J1第23節 鹿島1-0横浜FM カシマ]
クラブ史上初の降格危機に直面する名門クラブがジレンマに陥っている。横浜F・マリノスは前節の名古屋戦(1-2)に続いて3バックを採用。守備では1失点と、大量失点が続いていたリーグ再開直後に比べれば安定感が出てきたが、この日は攻撃が空転した。
前半に至っては45分間でシュートゼロ。MF扇原貴宏は「前半、ボールは持っているけど、シュートまでいけなかった。やり切れていない攻撃が続いている。シュートで終わる形を作らないといけない」と首を振った。
この日はDF中澤佑二が6年ぶりのベンチ外となり、J1連続出場記録が199試合、連続フル出場記録は178試合でいずれもストップした。アンジェ・ポステコグルー監督は「新加入のチアゴが入って、(中澤を)休ませる狙いがあった」と説明。JリーグデビューとなるDFチアゴ・マルチンス、同じく今夏に加入したDFドゥシャン、今季先発2試合目のDF栗原勇蔵が3バックを形成した。
急造の最終ラインだったが、栗原は「(ピッチの)中ではコミュニケーションを取りつつ、うまくやったつもり。結果的には負けたけど、大きな問題はなかった。やれるという手応えはあった」と力説。唯一の失点シーンは鹿島のロングフィードに栗原がFW鈴木優磨に競り勝ちながら、こぼれ球をMF遠藤康に拾われた。崩されたわけではなかっただけに悔やまれる形だった。
「守備は安定しているけど、攻撃に問題があるのかな」と栗原が指摘するように、最近5試合で得点はわずかに3。特に3バックに変更してからは「サイドでの突破が4バックではあったけど、それが今は半減している。攻撃の迫力が欠けちゃっているのかな」と、率直に感じている部分もある。
扇原も「守備ではカウンターを受けても後ろに人数がいるので守れる感覚があるけど、その分、攻撃のときの迫力が前よりなくなっている。守備は良くなっているけど、攻撃の良さが消えている。そこを改善できれば」と、同じ課題を口にした。
名古屋が勝ったため、順位は一つ落として15位。消化試合が1試合少ないとはいえ、プレーオフに回る16位と勝ち点1差、自動降格の17位、18位とも勝ち点2差しかない。FW伊藤翔は「僕らは勝たないと、あとがない状況になっている。選手がもうひと踏ん張りしないと」と危機感を募らせた。
(取材・文 西山紘平)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ
●[J1]第23節 スコア速報
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【番記者の視点】浦和、またも「簡単すぎる失点」 連係不足、寄せの甘さ…問われる守備の立て直し
スポーツ報知 / 2024年5月5日 19時26分
-
5戦ぶり白星狙う東京Vの城福監督…「形があってないようなところが鳥栖の強み」、3戦ぶり得点へ「ショートカウンターが大事」
超ワールドサッカー / 2024年5月2日 19時15分
-
プラン通りで鳥栖が先制も…「残りの数分締めないと」同点弾を悔やむDF山崎浩介
ゲキサカ / 2024年4月28日 21時50分
-
最も悲しいゴールの瞬間 降格で浦和が涙も…なぜか喜んだルーキーの“勘違い”秘話【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年4月28日 7時50分
-
鹿島は関西学院大卒のルーキーDF濃野公人がJ1初弾! 京都を破って3試合ぶり白星
ゲキサカ / 2024年4月13日 17時28分
ランキング
-
1【ロッテ】佐々木朗希、自己最多123球も6回途中5失点で今季2敗目「思うように投げられなかった」…自己ワースト5四球
スポーツ報知 / 2024年5月10日 22時26分
-
2【ロッテ】連勝は4でストップ エスコン初先発の佐々木朗希が自己最多123球も6回途中5失点で今季2敗目
日テレNEWS NNN / 2024年5月10日 21時13分
-
3宮城大弥 左大胸筋損傷で登録抹消 オリファン衝撃「終わったな…」「由伸、福也戻ってきて」と落胆の声
iza(イザ!) / 2024年5月10日 16時28分
-
4村上佳菜子「大事な弟」宇野昌磨の引退発表にエール…「お疲れ様だよ!」「命かけてお互い練習してきた」
スポーツ報知 / 2024年5月10日 10時42分
-
51500万円で大谷翔平の「DNAが手に入る」 米驚愕…大金積んで獲得した“クローン”
Full-Count / 2024年5月10日 20時46分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください