世界一まであと1つ!! 98世代の“ヤングなでしこ”、U-20フランスW杯で初の決勝進出
ゲキサカ / 2018年8月21日 1時9分
[8.20 U-20女子W杯 U-20イングランド 0-2 U-20日本]
U-20女子ワールドカップは20日、フランス・バンヌで準決勝を行い、U-20日本女子代表がU-20イングランド女子代表に2-0で勝利した。この年代では史上初となる決勝進出。20歳以下の“ヤングなでしこ”が世界の頂点まで『あと一つ』とした。
2011年7月、ドイツで行われた女子W杯で初めてサッカーの世界大会を制した女子日本代表。あれから7年あまり、今度は1998年以降に生まれた女子選手で構成される“ヤングなでしこ”が、まさにその98年に日本男子代表が初めて世界の扉を開いたフランスの地で躍進を見せている。
この世代が2012年、16年と過去2回にわたって涙をのんできた準決勝の相手はイングランド。そんな運命の一戦では日本が序盤から優勢を保った。
前半22分、MF遠藤純(JFAアカデミー福島)の縦パスを受けたFW植木理子(日テレ・ベレーザ)が一度は左に持ち込もうとしながら右に切り返し、見事に相手をかわして右足を一閃。これがゴール左隅に吸い込まれ、先制点を奪った。
さらに前半27分、右サイドからカットインしたMF宮澤ひなた(日テレ・ベレーザ)が豪快なミドルシュートを放ったが、これは惜しくもクロスバーに直撃。しかし、こぼれ球に反応した遠藤が頭で押し込み、リードを2点に広げた。
後半はややイングランドに押し込まれる場面も目立つようになるが、日本もトリッキーなセットプレーを見せるなどし、相手に主導権を渡さない。後半18分には植木の突破からFW宝田沙織(C大阪堺レディース)にクロスが送られたが、惜しくも合わなかった。
終盤は前線へのロングボールを蹴り込み、勢い良くサイドを中心に攻めてきたイングランドが立て続けにチャンスをつくる。だが、ギリギリまで身体を寄せて相手のプレー精度を落とさせると、攻めに出れば小気味よいボール回しで相手のプレスをかわす。そのまま最後まで守り切った日本が3度目の挑戦で初の決勝進出を決めた。
決勝は24日(日本時間25日2時30分)に開催。このあとに行われるU-20フランス女子代表対U-20スペイン女子代表の勝者と対戦する。
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