LGBT支援で大バッシング…ジョージア代表DFにUEFAが新設賞を授与 #EqualGame
ゲキサカ / 2018年8月23日 9時56分
欧州サッカー連盟(UEFA)は22日、第1回イコール・ゲーム賞の受賞者を発表し、ジョージア代表のDFグラム・カシアが選ばれた。同選手はフィテッセに所属していた昨年10月、エール・ディビジの試合中にLGBTコミュニティの支持を表明したが、母国では敵対的なリアクションに襲われていた。
今年度から導入された同賞は、欧州サッカーにおける多様性、包摂性、アクセシビリティを促進する活動に取り組んできた選手に贈られるもの。民族、年齢、性別、性指向、社会的バッググラウンド、宗教的信念にかかわらず、誰もがサッカーを楽しむ権利を持っているという思想を反映している。
カシアは昨年10月、他のクラブの選手たちとともにLGBTコミュニティへの支持を示すレインボー・カラーのキャプテンマークを巻いてピッチに立った。だが、これに母国ジョージアの一部の人々が猛反発。さまざまな批判が寄せられ、ジョージア代表からの追放を求める声も上がっていた。
だが、カシアはこれに対して「多様性を支持することに後悔はしていない」と毅然として立ち向かった。現在はアメリカ・メジャーリーグ・サッカーのサン・ホセに所属する同選手に対し、UEFAのアレクサンダー・チェフェリン会長は「彼の行動は多くの集団からの脅威に遭ったが、それでも彼は寛容さを示し、母国の人々がマイノリティーを理解することを助けた」と称えた。
この受賞を受けてカシアは「イコール・ゲーム賞を受賞できたことを光栄に思う。何を信じていようと、誰を愛していようと、誰であろうと、私は誰もが平等であると信じている。チェフェリン会長には感謝している。そしてこれからも自分がプレーし続ける場所で、全ての人たちの平等と公平な権利を守り続けるよ」とコメントしている。
●オランダ・エールディビジ2018-19特集
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