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世界初の3世代制覇!! ヤングなでしこ、スペイン破ってU-20女子W杯初優勝

ゲキサカ / 2018年8月26日 12時6分

トロフィーを掲げる“ヤングなでしこ”DF南萌華主将ら

[8.24 U-20女子W杯決勝 U-20スペイン 1-3 U-20日本]

 U-20女子ワールドカップは24日、フランス・バンヌで決勝戦を行い、ともに初優勝を狙うU-20日本代表とU-20スペイン代表が対戦した。劣勢だった前半に先制点を奪った日本は後半にも2点を奪取。3-1での快勝でフィニッシュを飾り、世界で初めての女子W杯全世代制覇を果たした。

 2011年にはフル年代のW杯を制し、14年にU-17年代が世界の頂点に立った日本代表にとって、U-20年代で優勝すれば3世代でのW杯制覇。これまでその偉業を成し遂げた国はなく、壮大な夢に挑戦する“ヤングなでしこ”がこの日、準決勝で開催国フランスを破ったスペインとの決戦に臨んだ。

 フォーメーションは4-4-2。GKスタンボー華(INAC神戸)が最後尾に構え、最終ラインには左からDF北村菜々美(C大阪堺L)、主将のDF南萌華(浦和L)、DF高橋はな(浦和L)、DF宮川麻都(日テレ)が並んだ。
 ボランチは背番号10のMF長野風花(仁川現代)、MF林穂之香(C大阪堺L)がコンビを組み、左右のサイドはそれぞれMF遠藤純(JFAアカデミー福島)、MF宮澤ひなた(日テレ)。2トップはFW植木理子(日テレ)、FW宝田沙織(C大阪堺L)が務めた。

 序盤はやや日本が押し込む展開。最終ラインとボランチを中心としたビルドアップで相手のプレスをかわし、着実にボールを前に進める。対するスペインはフィジカルでは日本を上回る陣容。スペースへの長いボールを有効に使い、セットプレーを駆使しながら日本ゴールに襲いかかる。前半23分にはMFマイテ・オロスのミドルシュートをスタンボーが見事な横っ飛びで防いだ。

 前半35分には相手の縦に速い攻撃から左サイドを崩され、フリーでPA内に駆け込んだMFダマリス・エグローラが強烈なシュート。だが、ここは高橋がしっかり立ちはだかった。すると同38分、日本に起死回生の一発が決まる。宮澤がPA外で相手守備陣をかわすと、迷わず右足を一閃。GKの頭上を越えたボールがネットに突き刺さり、貴重な先制点が入った。

 前半43分には植木のラストパスがフリーの遠藤に通ると、GKと1対1の場面で左足のシュートを放つ。だが、これはGKコール・ルークのビッグセーブに阻まれ、追加点は入らない。そこで得た左CKを起点に今度は宝田が狙ったが、これも相手守護神に落ち着いてキャッチされ、前半は1-0で終了した。

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