[MOM2598]西武台MF若谷拓海(3年)_得点意欲高まった10番、華麗に2人抜きV弾
ゲキサカ / 2018年8月27日 17時56分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.25 埼玉S1第11節 西武台高 3-1 浦和南高 西武台高第2G]
西武台高の10番を背負う技巧派レフティー、MF若谷拓海(3年)が意識の変化を結果に結びつけた。1-1の後半14分、西武台は左サイドからロングスロー。このこぼれ球を拾った若谷は、「前半から相手が飛び込んでくるようなディフェンスの仕方だったので、ドリブルで間をすり抜けていけば行けるかなと思った」と巧みなボールコントロールで飛び込んでくるDF2人をかわし、そのまま右足シュートをゴールに流し込んだ。
圧巻のゴールにピッチサイドにいた西武台の控え選手たちも沸いた。若谷は元々トップ下だったが、今シーズンは主に右サイドへ。そこからトップ下に戻した守屋保監督は若谷にゴールという仕事を求め、本人も「アシストよりも得点を意識してやりたい」と意気込んでいる。
その中で後期初戦の浦和学院高戦に続くゴール。若谷は会心のゴールを「相当気持ち良かったです」と喜んでいた。サイドを務めたことで高まったというサポートの意識。現在は中央からハードワークして左右両サイドの攻撃に絡み、そこでテクニックを駆使して相手の守りを崩し、点を獲ることを目指している。同時に、自分がおとりになることで味方のチャンスを増やせれば良いと考えながらプレーしていることが、チームの攻撃の流れを良くしている印象だ。
同じく攻撃の中心であるMF大塚悠平(3年)は「(若谷は)天才です。タッチの柔らかさだったり、この身長だからできる細かいところに入って行く動きもできる。そういうところが得意だし、テンポも速いので、いると相手がタク(若谷)に集結するんで逆を使ったりできる」と彼の存在の大きさについて説明する。
この秋は引き続きチャンスメークする力を発揮しながら、得点にこだわること。夏のインターハイ予選2回戦敗退について、「何もできなかった。大会前に相当練習していたけれども自分たちのサッカーができなくて、悔しくて情けなかった」という10番がこれからチームに一つでも多くのゴールと白星をもたらす。
●【特設】高校選手権2018
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