ジーコ効果?先制点のレオ・シルバ「このまま長くいてもらって…」
ゲキサカ / 2018年8月28日 23時23分
[8.28 ACL準々決勝第1戦 鹿島2-0天津権健 カシマ]
焦りはなかった。序盤から試合を優勢に進めながら1点が遠かった鹿島アントラーズ。前半をスコアレスで折り返したが、MFレオ・シルバは「実際に何度もチャンスをつくっていたし、悲観することなく、落ち着いてやれば得点できると思っていた」と冷静だった。
その言葉どおり、後半15分、こぼれ球を拾ったDF山本脩斗のクロスをMF遠藤康が頭で落とすと、これをレオ・シルバが落ち着いて右足ダイレクトで捉え、ゴールネットに突き刺した。「勝つことが目的だった。チームに勢いをもたらす得点ができたのは良かった」。貴重な先制点をマークしたブラジル人MFはそう胸を張った。
この日もスタンドにはテクニカル・ディレクターに就任したジーコ氏の姿があった。ジーコ氏が今月3日に来日して以降、パフォーマンスがさらに上がっているのではないかと聞かれたレオ・シルバは「たまたま自分がケガ明けで戻ってきたタイミングと(ジーコ氏の)来日のタイミングが重なっただけ」と白い歯を見せ、「尊敬する人物であり、このクラブに与える影響も知っている。偶然の中でそうなっているけど、このまま長くいてもらって、僕のパフォーマンスがさらに上がってくれればいいね」と、ジョークもまじえて取材陣の笑いを誘っていた。
(取材・文 西山紘平)
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