「実は初対面」代表合流の南野が明かした意外な“関係”
ゲキサカ / 2018年9月4日 22時58分
リオデジャネイロ五輪以来の日の丸を背負う。合宿2日目の練習から合流した日本代表MF南野拓実(ザルツブルク)にとってA代表招集は15年11月以来、約2年10か月ぶり。「自分のプレーを出してアピールしたい。攻撃の選手なので、攻撃で結果を出したい」と意気込んだ。
16年夏のリオ五輪は全3試合に出場し、初戦のナイジェリア戦(4-5)では1ゴールも決めたが、チームはグループリーグで敗退。その後、同世代の選手が続々とフル代表に招集されていく中、南野に声がかかることはなかった。「代表に対する思いはずっとあった。悔しい気持ちもあったし、今回、それをしっかり生かせるようにしたい」と、森保ジャパン始動のタイミングでの招集に決意を強める。
日本が2大会ぶりの16強入りを果たしたロシアW杯については「一番印象に残っているのはベルギー戦。あと一歩のところでベスト8に行けなかったのがすごく悔しかったのと、そこに自分も立ちたいという気持ちが強くなった」と率直に振り返った。
4年後のカタールW杯に向けてリスタートを切った新生・日本代表。「4年後の気持ちはあるけど、まだまだ先の話」と足元を見つめる一方、「今回、何かしら活躍することが次のW杯にもつながると思う。それに向けて全力を尽くしたい」と、静かに闘志を燃やしている。
この日はMF堂安律(フローニンゲン)、MF中島翔哉(ポルティモネンセ)、DF植田直通(セルクル・ブルージュ)とともに別メニュー調整だった南野だが、グラウンドに姿を見せると、すぐに堂安と話し込む様子が見られ、ランニング中も談笑していた。
23歳の南野と20歳の堂安だが、学年では南野が4つ上。「実は初対面です」と報道陣を驚かせたが、「地元もお互い関西だし、ガンバとセレッソ(の出身)で、共通する話題がいくつかあった」と、会話は大いに盛り上がったようだ。オーストリアとオランダでともに海外に身を置く2人の若武者。東京五輪世代からの突き上げに南野は「お互い切磋琢磨していきたい。レベルアップのために良い刺激になると思うし、良かった」と笑顔を見せた。
(取材・文 西山紘平)
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